━木耐協情報通信 vol.461━━━━━━━2018年10月30日━━━
□■ 大阪地震のブロック塀、倒壊原因は【施工不良と腐食】
■□ 国土交通省が具体的な対策に着手
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木耐協事務局です。
今週は、ブロック塀に関するニュースを2つご紹介します。
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1┃大阪府北部地震で倒壊したブロック塀~72%の鉄筋が長さ不足~
┃原因は【施工不良と腐食】との見解、市調査委員会
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毎日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASLBY4692LBYPPTB001.html
・小学校のブロック塀が倒れ、4年生の女児が死亡した事故を
めぐり、「設計・施工不良と腐食が倒壊の主因」とする
最終報告書を市の調査委員会がまとめた
・ブロックと基礎を接合する鉄筋46本のうち33本の長さが
足りずに抜け、13本も腐食して破断していた
・「設置当時から建築基準法に違反した構造で耐力不足」と結論
・委員長の奥村与志弘・関西大准教授は「学校の安全を
確保するにはブロック塀をすべて撤去し、
今後設置しないのが望ましい」と述べた
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2┃国交省、古いブロック塀の耐震診断義務化へ(戸建て除く)
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東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201810/CK2018102702000152.html
・国土交通省は来年1月から耐震診断を義務付ける方針を決めた
・1981年以前に建設された、マンションや商業施設といった
大きな建物に設置された塀が主な対象
・一戸建て住宅の塀は除外する方向
・建物と同様に、診断を受けない所有者は自治体が指導し、
それでも従わなければ物件名が公表される
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今年6月に発生した大阪府北部地震で注目を集めたブロック塀。
震災後、ブロック塀の危険性がクローズアップされたことを
受けて、対策が強化されることとなりました。
住宅の耐震基準は阪神・淡路大震災など大地震で
甚大な被害が生じる度に基準が引き上げられてきました。
ブロック塀も住宅の耐震性も震災前から危険性が指摘
されていました。被害が起きる前にできる対策を提案する
ことが不動産、建設事業者としての役割ではないでしょうか。