━木耐協情報通信 vol.633━2022年05月23日━
■インターネットによる物件情報収集が大きく増加
国交省調べ「令和3年度住宅市場動向調査」
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先週までは雨や曇りで肌寒い日が続きましたが一転5月らしい心地よい天候となりました。
急に熱くなりましたので、適宜マスクも外して熱中症に気をつけていきましょう。
さて、本日は国土交通省が毎年実施している「住宅市場動向調査」を取り上げます。
ここにもコロナ禍の影響が色濃く反映されています。
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<国土交通省>「令和3年度住宅市場動向調査」
https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000173.html
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(1)物件・施工者に関する情報収集方法
注文/分譲戸建て、分譲マンションの全てで
「インターネット」による情報収集の割合が5年間で大きく増加
・注文住宅 (15.9%→27.5%)
・分譲戸建 (34.7%→53.0%)
・分譲マンション (39.7%→58.6%)
※(平成29年→令和3年)の割合を示す
→ どの住宅でも20ポイント近く上昇
(2)リフォーム工事の依頼先
・最多は「(現在の住宅を建てたところとは)
別の工務店や住宅メーカー」で39.7%、
次いで「水道や電気などの専門工事業者」18.5%、
・「現在の住宅を施工した工務店やメーカー」でリフォームした人は11.2%と少なく、年々減少傾向。
→ リフォームの受注競争が激化か
(3)既存住宅購入前後のリフォーム状況
・既存戸建て住宅購入者の69.3%が「購入前後にリフォーム実施」、
30.6%は「リフォームなし」
・既存マンションの場合、78.9%でリフォーム実施
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新築、既存住宅、リフォーム別に実施され回答数は3,048件という大がかりな調査です。
コロナ禍により情報収集の方法が変化し、中古住宅も良しとする層が増えていることが伺えます。
住宅ローンの割合や世帯年齢といった情報もまとめれています。過去5年間の変化に注目して
注力されている分野だけでもご覧ください。
※令和3年度住宅市場動向調査 報告書(全文)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf