首都直下地震の最新被害想定と税制大綱・フラット35の大幅拡充【情報通信vol.806】

【配信日2025年12月23日】

・内閣府 首都直下地震の新たな被害想定公表
  新たな被害想定は死者1万8千人 死因の7割は「火災」
https://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/index.html

・自民党 令和8年度与党税制改正大綱
  住宅ローン減税を延長 中古住宅も手厚く
https://www.jimin.jp/news/policy/212129.html

・住宅金融支援機構【フラット35】制度拡充
  上限1億2,000万円へ引き上げ
https://www.jhf.go.jp/files/topics/8394_ext_20_0.pdf

・国土交通省主催
  住宅ストック維持・向上促進事業 シンポジウムのご案内
https://housing-value.mlit.go.jp/symposium/

・木耐協 年末年始について
  休業日:2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)
https://www.mokutaikyo.com/dcms_media/other/251208moku.pdf


2025年最後となる今回の情報通信は、
「最新の地震被害想定」から「税制・ローンの大幅拡充」まで、
2026年の戦略に直結する重要なトピックスを凝縮してお届けします。

【1】内閣府公表:首都直下地震の最新被害想定
      実は直接死より怖い「震災関連死」の衝撃

https://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/index.html

12月19日、内閣府より首都直下地震の最新被害想定が公表されました。

  • 死者数(直接死):最大 約1.8万人(前回想定より2~3割減)
  • 全壊・焼失建物:約 40万棟(前回より減少)
  • 経済被害:約 83兆円(前回想定から縮小)

数値上は減少傾向にありますが、今回初めて明示された
「震災関連死(1.6万~4.1万人)」が直接死を上回る可能性が示唆されています。

【注目】必要なことは「耐震化」であることに変わりはない

震災関連死を減らす鍵として重視されているのが、「在宅避難」という考え方です。

その大前提となるのは、家が倒れないこと(耐震化)です。

自宅が安全であれば、避難所に頼らず生活を継続でき、
慣れた環境で過ごすことで心身への負担を軽減し、
震災関連死のリスクを下げることができます。

年末年始は、家族が集まり、住まいについて話し合う機会も増える時期です。
この機会に、「もしもの時に住み続けられるか」という視点で、
耐震化の重要性を改めて伝えていきましょう。

【2】令和8年度 与党税制改正大綱:中古住宅への支援が手厚く!

https://www.jimin.jp/news/policy/212129.html

  1. リフォーム・土地譲渡に関する特例の延長
  2. 相続税・節税対策への規制強化
  3. 住宅ローン控除の延長と要件の変化
  • 適用期限を2030年末まで5年間延長
  • 中古住宅(既存住宅)への支援を拡充
    省エネ性能の高い中古住宅(認定住宅・ZEH水準など)について、借入限度額を引き上げ、控除期間を新築と同様に13年間へ延長。
  • 子育て世帯・若者夫婦世帯を優遇(限度額上乗せ)
  • 床面積要件の緩和を中古住宅にも拡大
    合計所得1,000万円以下の場合、床面積40㎡以上も可
  • 災害リスクの高い地域を控除対象から除外
    土砂災害特別警戒区域などの「災害レッドゾーン」における新築住宅(建替えを除く)は、住宅ローン控除の対象外に。

中古も手厚くしつつ、災害リスクの高い地域は対象外となるなど、大幅な変更となっています。
内容を正しく理解しておきましょう。

【3】フラット35が制度拡充:上限1.2億円&面積要件緩和

https://www.jhf.go.jp/files/topics/8394_ext_20_0.pdf

住宅金融支援機構が本日、物価高・金利上昇への対応として
【フラット35】等の制度拡充を実施予定と発表しました。

主なポイントは次のとおりです。

  • 融資限度額を8,000万円 → 1億2,000万円へ引上げ(令和8年4月予定)
  • 一戸建て住宅の床面積要件を70㎡ → 50㎡へ緩和(同)
  • 借換融資で「子育てプラス」を利用可能に、借入期間算定基準を35年→40年に延長(令和8年3月予定)
  • 残価設定型住宅ローン向けの新たな保険制度を創設し、月々の返済負担軽減を支援(同)

物価と金利が同時に上昇する中、
固定金利型住宅ローンを通じて住宅取得・住み替えを下支えする狙いが明確になっています。

【案内】国土交通省主催 住宅ストック維持・向上促進事業 シンポジウムのご案内

https://housing-value.mlit.go.jp/symposium/

住宅を「維持管理・改修を通じて価値ある資産として流通させる」市場環境づくりをテーマに、
国土交通省主催のシンポジウムがオンラインにて開催されます。
本事業は令和7年度で10年目を迎え、これまでの成果と今後の方向性を共有する場となります。

当日は、
・建築家・大島芳彦氏(ブルースタジオ)
・SUUMO編集長・池本洋一氏
による基調講演のほか、団体・事業者の取組紹介、トークセッションを予定。

【注目】開催日時

2026年1月21日(水)13:30~(13:00配信開始)

シンポジウムの詳細・お申込みはこちら

参加は事前申込制(無料・配信視聴)。
ご関心のある方は、上記サイトよりお申し込みください。

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