耐震は「倒壊防止」から「住み続けられる家」へ【情報通信vol.789】

コラム

━木耐協情報通信vol.789━━━━━━━

☆災害時、在宅避難を希望する声が多数。理想と現実のギャップも浮き彫りに
 求められる被災後も住み続けられる耐震性

株式会社WHALE HOUSE調べ
「地震後の在宅避難と住宅性能」に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000114130.html
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「理想は在宅避難」だが、安全性の不安が現実を覆す
 理想の避難先:在宅避難 60.2%、避難所 39.8%
 実際の選択:在宅避難 51.0%、避難所 49.0%
 → 災害時も自宅で過ごしたい希望は強いが、
   建物の安全性への不安や備蓄不足が現実的選択を左右

「倒壊しない家」から「余震にも強い家」へ
 住宅に求められる条件として最も重視されたは:
 「余震でも傷まない設計」47%
 「災害後すぐに生活再開できること」36%
  → 単に「倒壊しない」だけでは不十分で、 
  被災後も住み続けられる強さ(居住継続性)を重視

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「安心して在宅避難できる家」に最も求められている点が、倒壊防止から余震にも耐えられる性能へとシフトしています。

しかし調査では、家づくりの段階で「被災後の居住継続性」を意識していた人は約半数にとどまっています。

耐震リフォームにおいても、「総合評点1.0」を超える
1.25や1.5、または制震ダンパーとの組合せなど、
より高性能な提案が求められているのではないでしょうか。

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