自然災害への備えが進まない理由とは【情報通信 vol.585】



突然ですが、6月1日は何の日かご存知でしょうか。
3,6,9,12月の1日は、防災用品を点検する日とされています。
3カ月に1回、備蓄品を消費しながら防災を考える
「ローリングストック」も推奨されています。

今回の情報通信では安全衛生用品で知られるミドリ安全が
実施した防災意識に関する実態調査をご紹介します。
ローリングストックの実施率や未実施の理由とは?

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ミドリ安全調べ【2021年度 家庭の防災対策実態調査】
https://ec.midori-anzen.com/img/event/3/press2021/survuival.pdf#zoom=100
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<調査概要>
有効回答数 子どもと同居している20歳から49歳までの全国の母親800名
 (地域別に均等割付:北海道~九州沖縄の8地方 各100名)
調査期間 2021年2月19日~2021年2月23日
調査方法 インターネットリサーチ

【結果概要】
■「ローリングストック」の認知度は過半数(53.4%)だが、実施率は17.1%
■子どものいる家庭でも46.3%が防災食(非常食)を全く備えていないと回答
■防災食(非常食)を備えていない理由:1位「何を備えてよいか分からない」、
 2位「備えたいがつい忘れてしまう」、3位「お金がかかる」

■65.6%が緊急時にすぐ持ち出せる「防災バッグ」の備えなし
■64.1%が居住エリアの避難場所を明確に把握できていない 
■「ハザードマップの内容」を6割超が見たことがない

■家庭の「水害対策」70.6%ができていないと回答
 (最多理由は「何をしてよいか分からないから」)
■家庭の「停電対策」66.4%ができていないと回答
 (最多理由は「何をしてよいか分からないから」)

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防災といっても、「非常食」・「避難場所」・「ハザードマップ」・
「停電対策」と多岐にわたります。また、多くの項目で「何をすれば
よいかわからない」という理由が最多となっていました。

“備える”ためには、“対応方法を知る”ことから始まります。
近年、自然災害が多発しているため、防災意識が高まっても
正しい知識がなければ備えの一歩を踏み出せません。
防災を切り口とした情報をお届けすることで、
OB様等と信頼関係が築くきっかけとなるのではないでしょうか。

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