━木耐協情報通信 vol.581━━━━━━━━2021年04月27日━━━
◇◆ 2050年のカーボンニュートラルに向けた検討会が開催
◆◇ 全住宅への省エネ基準義務化と太陽光発電パネルの設置義務が議論
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木耐協事務局のです。
さて、本日の情報通信では、4月19日(月)に開催された脱炭素社会に
向けた国の検討会をご紹介します。今月から新築については、
省エネ性能の説明義務化が始まりましたが、性能の義務化も検討されています。
※カーボンニュートラルとは・・・ 温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること。
「排出量から吸収量と 除去量を差し引いた合計をゼロにする」ことを意味します。
排出せざるを 得なかったぶんについて、同じ量を「吸収」または「除去」することで、
差し引きゼロ、正味ゼロの「ニュートラル(中立)」を目指すこと。
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カーボンニュートラル実現に向けた住宅・建築物分野の取り組みを検討します
「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」(第1回)を開催
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<温室効果ガス削減の中期目標と長期目標>
2019年度 12.12億トン〈2013年度比14%減〉
↓
2030年度 10.42億トン(2013年度比26%減))
↓
2050年度までに、排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)
省エネ基準適合義務化を300平米未満にまで拡げるかといった点や
また、太陽光発電パネルの設置を義務づけるかどうかが議論されています。
2050年にカーボンニュートラル(実質ゼロ)を目指すために、
2025年までに取り組みを強化する方針が示されています。
第2回の検討会が4月28日(水)に開催されます。今後の住宅業界への影響が
大きい内容だけに続報もお届けしてまいります。
※検討会の様子(youtube) https://www.youtube.com/watch?v=pX0prp44KtM
※資料 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000188.html
・資料3 環境省説明資料
・資料5 国土交通省説明資料
・参考資料1 国土交通省説明参考資料
この3点だけでもぜひご覧ください。新築・既存住宅の省エネ基準の適合状況や補助制度がまとめられています