4/10


 再び穴水町入り

 

 木耐協事務局の嶋田より現地からのレポートが到着しましたので、お伝えします。

 4/9に、木耐協の事務局員が再度穴水町に向かいました。9日の夜には、木耐協の事務局員らが町民の方を対象とした住宅相談会に参加し、町民の方々からの住まいに関する質問にお答えしました。









(写真はクリックで拡大します)
 4/10は、先に現場に入っていた木耐協技術顧問の安斎先生、(株)アイジーコンサルティングの山田様・高橋様、イエモク建成工業(株)の新村様・又平様、木耐協事務局の阿部と合流し、ボランティアセンターにてボランティア受付を行いました。以前保健センターに間借りしていたボランティアセンターは、仮設建物に移動していました。
 被災地のニーズとしては、耐震診断より先に被災度区分を調査してほしいとのことであったため、安斎先生と(株)アイジーコンサルティング様、イエモク建成工業(株)様、事務局の阿部・嶋田の3組に分かれ、被災度区分の調査を行いました。
 阿部・嶋田の両名は1件目の診断を9時から行ないました。「蔵の被災状況を確認してほしい」とのことで、蔵を潰した方がいいか補修して使えるのかが知りたいとのことでした。確認したところ、外壁のはがれと屋根瓦のずれが見つかりました。いずれも落下の恐れがあるため、それぞれ補修した方がよい旨アドバイスを行いました。
 合わせて近所にお住まいの方の家も調査しました。外壁がトタンだったため壁が薄そうでしたが幸いにも建物の被害はほとんどありませんでした。屋根瓦のずれによって雨漏りが発生していたようで、ブルーシートで屋根の養生を行っていました。内部の変形等は見受けられず、外壁のモルタルにクラックが発生していたため、近くの工務店の方に補修を行っていただくよう、アドバイスを行いました。





 2軒目は、最初の依頼人の方の隣の家を診断しました。建物は大きな被災をしていませんでしたが、外壁のブロック塀が倒れており、すでに補修されていました。また建具の建て付けが悪くなっている他、雨漏りも発生しているようで、雨漏りの原因の確認を行いました。
 その後、NPO法人「レスキューストックヤード」事務局長の栗田暢之さんに同行させていただき、現状について被災された方への聞き込みなどを行いました。
 診断後は安斎先生・(株)アイジーコンサルティング様と合流し、増築を行った長屋の調査を行いました。次いで北陸中日新聞社・北國新聞社の取材を受けました。木耐協ボランティアの活動の様子は翌日(11日)の両紙面に掲載されました。





 夜は穴水町の方と、今後の家屋をどうするかについての座談会を開催しました。
 地震によって自宅の柱が傾いたり、壁・鴨居が落下してしまった方は、現在自宅に張られている応急危険度判定が「危険」ということで、判定要因を知りたいとのことでした。後日診断に伺う旨をお伝えしました。
 また、一人暮らしをされている高齢の女性の方は、地震で傾いてしまった家をどうしようか心配されていました。移住を検討されているようで、それまでは比較的柱や壁の多い居間で過ごしていただくようアドバイスを行いました。
 応急危険度判定で「危険」と判定されている家でも修復を行うことによって再び住めるようになる家も多くあるため、自宅の現状を知りたいという方も多くいらっしゃるようでした。現地の被災状況の確認については建築の専門家でなければ行えないものであり、被災度区分調査のニーズは非常に大きなものがあります。現地にいる間については、基本的に被災度区分をメインのボランティア活動として行っていきます。