木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、必ず来る地震への備えを広く多くの方に進めていただきたいとの想いから、9月7日(土)にオンラインセミナー③「木造住宅の耐震化 & 家族を守る防犯知識」を開催いたしました。
今回は防災に関連して8月8日~15日に気象庁が発表した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」についてアンケートを実施し、約180名の参加者の内、132名の方から回答をいただき、その結果をまとめました。
主催:木耐協(日本木造住宅耐震補強事業者協同組合)
協力:一般社団法人 防災教育普及協会
後援:あいおいニッセイ同和損害保険 株式会社
跡見学園女子大学観光コミュニティ学部コミュニティデザイン学科教授
(一社)防災教育普及協会 理事 鍵屋 一 氏
立正大学文学部社会学科 教授 小宮 信夫 氏
8月8日~15日に気象庁が発表した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」について、セミナー参加者にいくつか質問をしました。
まず、「南海トラフ地震臨時情報」を知っていたかについては、108人(82%)が「知っていた」、17人(13%)が「聞いたことはあったが内容はわからない」、7人(5%)が「聞いたことがなかった」と回答。
参加者の半分が防災士の資格を保有し、防災に関心がある方がセミナーに参加いただているからか、8割の方が認知していました。
「南海トラフ地震臨時情報」の発表後に行ったことを聞きました。
「特に何もしていない」、「その他」と回答した人が27人で、それ以外の105人は、行った項目のいずれかを選択し、防災・備えの何らかの行動を起こしたことが分かりました。特に、非常用の水・食料の買い出しや懐中電灯等の買い出しや確認、家族との話し合いが、上位となりました。
今回の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」では、日頃からの地震への備えの見直しが呼びかけられ、実際に行動した方が多くみられたことが分かりました。また、「その他」として、常に備えているため、臨時情報があったからといって特段準備はしないという回答もありました。
62名の方に回答いただきました。一部紹介します。
(意識が高まった)
・「からぶり」ではなく大事な「素振り」でした。地域で備蓄を含めた防災意識が上がったことをかんじています。
・今回は特に問題はなく、避難訓練に終わりましたが、定期的にこのような機会があれば危機管理意識ができると思います。今回は時期が行楽シーズンでもあり観光地などで大変な打撃を受けられ気の毒に思いました。
(情報の出し方・伝え方)
・もう少し具体的な情報を提供して欲しい
・防災意識の低い人達への情報提供方法を見直すべきだと感じた。周りの住民の人たちに聞いても知らないか、関心が無いという反応がほとんどでした。
(怖い・驚いた)
・怖い。いざ起きたらの対応を想像。不安。
・急に出たので、びっくりしました。
(行動の起こし方)
・全く根拠のない「大丈夫だろう」という気持ちを持ち、何も行動していない自分があります。意識を持って暮らしてくださいという呼びかけ(臨時情報)に耳を傾けない事に反省をしています。これから、自分で備える事について考えていきます。
・時期が漠然としていて、行動をおこしにくい。
ほかの回答は、以下のPDFからご覧いただけます。
セミナー受講者にアンケートを行ったところ、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」の発表をきっかけに多くの方が防災や日頃の備えを見直したことが分かりました。
次回は10月26日(土)にオンラインセミナーを開催いたします。ぜひご参加ください。