令和8年熊本地震被害速報:木造住宅の倒壊は築45年超に集中【情報通信vol.840】

【配信日2026年9月1日】

  • 【注目】令和8年熊本地震 国総研の被害調査速報が公表
    木造住宅の倒壊、築45年超(旧耐震)に集中
  • 【注目】瓦屋根はガイドライン工法にほぼ被害なし
    震度7の地域でも、ずれ・脱落は確認されず
  • 【お知らせ】木耐協「消費者向けオンラインセミナー」
    9月12日(土)とアーカイブ配信16日(水)
  • 【お知らせ】木耐協「現地調査実践研修会」
    9月15日(火)限定10名

先週は北陸地方を中心に記録的な大雨となり、一部地域では未だに水がひかず水害の凄まじさを物語っています。

先々週の情報通信でもお伝えしましたが、今年の全国大会でご講演いただいた中谷先生による「水害対応マニュアル」もぜひご活用ください。

住宅における水害対応マニュアル(詳細版)

※荏原製作所/中谷先生 監修(全20ページ・無料)

さて、本日9月1日は「防災の日」です。
防災に関する様々なプレスリリースや報道が集中していますが、昨日国総研が公表した令和8年熊本地震の被害調査速報をご紹介します。
今回の震災の特徴とは。

【1】住宅の倒壊被害は、築45年超に集中

速報のまとめです。

  • 築年数が概ね45年超と推定される木造住宅や納屋等の倒壊が多数確認された
  • 築年数が比較的浅いと推定される建物の多くでは、外観上は大きな被害はみられなかった

築45年超ということは、建てられたのはおおむね昭和56年より前です。

被害が多かった建物の特徴

  • 壁が土壁や釘打ちの筋かいのみで、基礎が低い建物
  • 農業用の納屋、開口部の多い店舗・社寺建築
  • 空き家と思われる建物(複数の地区で倒壊を確認)

日奈久断層の近くでは、地盤の変状によって大きく傾いた住宅も報告されています。

外観だけでは分からない

「外観上は被害がないものの、内装材の被害があった住宅も確認された」

築45年超(旧耐震)でも被害が少ない建物、逆に築約10年で「危険」と判定された増築部分もありました。
年代だけで決まるわけではない、という点もあわせて報告されています。

国総研 被害調査報告(速報)建築物

【2】瓦屋根は、ガイドライン工法にほぼ被害なし

「ガイドライン工法による瓦屋根であることが確認された住宅では、震度7を記録した地域においても瓦のずれや脱落は確認されなかった

もう一つ、報告されている事例があります。

平成28年熊本地震のあと、同じ屋根のうちガイドライン工法で葺き替えた棟部は、今回無被害。
葺き替えなかった棟部には、被害が出ていました。

国総研 被害調査報告(速報)瓦屋根等

※ガイドライン工法について
https://www.yane.or.jp/kawara/guide.shtml


上記内容は速報であり、今後の調査で内容が修正される可能性があります。
年代別の被害状況がまとまり次第、あらためてお伝えします。

防災月間である9月にお客様へお渡しできるチラシやDMは組合員専用ホームページにご用意していますのでぜひご活用ください。

組合員専用ホームページはこちら

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