
━木耐協情報通信vol.786━━━━━━━
2つの調査結果から考える
住宅ローンの利用動向にみる「消費者の今」
7割が変動金利、でも8割が不安─住宅ローン利用者のリアル
平均借入額3,464万円・35年返済が8割超に
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<注目すべき3つのデータ>
1. 返済負担の増大
月収に占める返済額の割合が「3割超」の人が21.7%(5人に1人以上)に増加
2. 不安の拡大
将来の金利上昇への不安は約8割が抱え、3割は「上昇したら購入を見送る」と回答
3. 中古住宅への注目
中古住宅の利用割合が34.8%(前年度比7.4ポイント増)と3割を超える
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LIFULL HOME'S「住宅ローンに関する意識調査」(2025年7月発表)
https://lifull.com/news/44035/
・購入者・検討者ともに前回(25年1月)調査よりも「固定金利」利用が増加
・それでも住宅ローン利用者の約7割は「変動型」を選択
・「選んだ金利タイプが、実際どう動くか」を正確に理解していないケースも多い
住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」
https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_flat35.html
・住宅ローンの平均借入額は3,464万円(前年比+112万円)と過去最高
・変動金利型の実行割合は52.7%と引き続き高い水準
・35年返済が主流(約83%)で、長期返済が一般化
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住宅ローン利用者の約8割が金利上昇に不安を感じ、
5人に1人以上が月収の3割超を返済に充てている
──これが現在の住宅購入者のリアルです。
7月18日(金)放送の「ガイアの夜明け(テレビ東京系)」でも、「中古+リノベ」を選ぶ人が増えているという内容でした。
住宅価格高騰、金利上昇といった変化に合わせた
資金計画や住まいの提案力が求められています。
※2025年7月18日放送 後悔しないリフォーム|ガイアの夜明け : テレビ東京
https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20250718.html
資料にはこのほかにも、世帯年収や構成、若年層のペアローン志向など、営業に活かせる情報が多数まとめられています。
ぜひ内容をご確認ください。
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