求められる事業者像が見える!「住宅市場動向調査」紹介【木耐協情報通信 vol.441】

コラム

━木耐協情報通信 vol.441━━━━━━━━━━2018年6月5日━━━

 □■ リフォームは『顔が見える会社に頼む』人が圧倒的多数!
 ■□ 「平成29年度住宅市場動向調査」をご紹介

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木耐協事務局です。

本日は、国土交通省が5月30日に公表した「平成29年度住宅
市場動向調査」をご紹介します。

本調査は、平成28年度中(平成28年4月から平成29年3月)に
住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯に対して
実施され、資金調達の状況や自己資金の割合等について
まとめられています。

住宅の種類は、注文住宅・分譲住宅・中古住宅・賃貸住宅・
リフォームに分けて集計されています。

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調査結果の主なポイント 購入資金・平均年収・自己資金の割合
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・購入資金は、注文住宅(4,472万円)が最も高く、
 注文住宅購入資金は、平均世帯年収の約6年分

・購入世帯の年収は、分譲マンション(798万円)、
 注文住宅(734万円)、分譲戸建(701万円)の順に高い

・購入資金に占める自己資金の割合は、リフォーム(75.8%)、
 中古マンション(51.3%)、中古戸建(46.1%)、分譲戸建住宅(26.4%)

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施工者・物件に関する情報収集方法(種別ごとの最多回答)
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注文住宅 → 「住宅展示場で」
分譲戸建住宅 → 「不動産業者で」
分譲マンション → 「インターネットで」

中古戸建、中古マンション、賃貸 → 「不動産業者で」
リフォーム → 「以前からつきあいのあった業者」

・注文住宅、分譲マンション、リフォーム以外は
 不動産事業者からの情報収集が最も多い傾向
・リフォームは顔が見える付き合いのある事業者が上位

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住宅の選択理由(種別ごとの最多回答)
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注文住宅 → 「信頼できる住宅メーカーだったから」(46.2%)
分譲戸建住宅 → 「一戸建てだから」(59.5%)
分譲マンション → 「住宅の立地環境が良かったから」(70.8)

中古戸建、中古マンション、賃貸
  → 「価格/家賃が適切だったから」(それぞれ65.5%、69.2%、52.3%)

・中古戸建て、中古マンションは予算の手頃感が好感される

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新築からリフォームまで幅広い情報が満載
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政府の統計ポータルサイト「e-Stat」には詳細なデータが
掲載され、過去5年間の比較が可能となっています。

リフォームの動機では「家を長持ちさせるため」が
増加傾向にあるなど、ご紹介しきれない情報が満載です。

皆さまがお客様として出会いたい世帯の傾向を
ご確認されてみてはいかがでしょうか。


国土交通省
平成29年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000126.html

e-Stat:住宅市場動向調査
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00600630&tstat=000001017729&cycle=8

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国土交通省 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会 リフォーム生活向上プロジェクト 安心リフォームの証