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第19回 火災に強い家づくりを考えよう(2/2)


出火を未然に防ぐセキュリティ機器の活用を

 住宅用火災警報器は、あくまで火災を検知して警報を出すための機器ですから、大型店舗や公共施設に設置されているようなスプリンクラー(散水装置)などの消火設備は付属していません。

 したがって火災そのものの発生を防ぐためには、別の手立てを考える必要があります。おそらく火災警報器の設置とともに、初期消火のための小型消火器を備え付ける家庭も増えると思われますが、それ以前に火災発生の危険性を小さくできれば、それに越したことはありません。
 これについては、二つの対策が考えられます。すなわち最も多い放火を未然に防ぐことと、火災原因の上位を占めるタバコ、こんろ、ストーブなどへの対策です。

放火犯に有効なセンサーライト

 放火対策として、やはり最も効果が大きいのは放火犯が行動しにくい状況を作ることで、家の周囲に多めの照明をつけると効果的です。

 そこで推奨したいのがセンサーライトの活用です。これは外部から人間が一定距離以内に近づいたのをセンサーが検知して点灯するというもので、無駄な電力を消費しませんし、悪意をもって近づこうとする人間を驚かせるという効果もあります。

機器類は安全装置つきのものに

 またガスこんろやストーブを利用する場合は、必ず安全装置付きのものに代えておきたい。うっかりミスで多いのがガスこんろの消し忘れによる過熱、てんぷら油の過熱、ストーブの転倒などだが、すでにこれらには消し忘れ自動消火機能や過熱防止機能が付いたこんろがあるし、灯油ストーブでも地震などで大きく揺れたり傾いたときに火が消える装置がほとんど標準仕様になっている。

 さらにカーテンや壁紙は、ぜひ難燃性のものにしておきましょう。ストーブの火がカーテンに燃え移って火災になるケースもあるからです。

うっかりミスをしてもカバーできる対策を…

 十分な注意さえしていれば火災は防げる、といいます。たしかにその通りなのですが、何かのはずみで「うっかりミス」をしてしまうのが人間です。まして高齢者や子供が同居している家では、災害を誘発するリスクは相当に高いと考える必要があります。

 したがって多少のミスがあっても、それが災害に直結することがないような対策をあらかじめ講じておくことが、安全な住まいづくりのための基本条件といえるでしょう。


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