強風対策も大事だが、雨漏り予防をしっかりやっておこう
立春から数えて210日目を、二百十日といいます。大体9月の初め(2007年は9月1日)になりますが、この前後が日本列島に台風が襲来する時期に当たり、昔から収穫直前の稲や果樹類が、大きな被害を受けてきた経験があるため、農家にとっては最大の厄日でした。気象庁によると、毎年日本列島に上陸する台風は平均2.8個だということですが、今年(2007年)は台風9号をはじめすでに3個の台風が上陸しています。
ともあれ台風は毎年必ずやってくるというのに、依然として日本のどこかで少なからぬ台風災害が起きているのはなぜでしょう。自分でもできる防衛策を考えてみましょう。
過去の例では9月の台風による被害が圧倒的に多い
さすがに最近では二百十日が話題に取り上げられることは少なくなったとはいえ、9月が台風のシーズンであることに変わりはありません。実際に日本列島に上陸する台風は8月のほうが多いのですが、昭和34年の伊勢湾台風、平成3年の台風19号など、大きな災害をもたらすのは9月に襲来した台風のほうが多いようです。
台風による住宅への被害というと、もちろん強風による建物破損もありますが、豪雨による河川の氾濫や堤防決壊、あるいは土石流による被害などの印象が強いと思われます。
水害や土砂災害に関しては個人が防衛できる範囲を超えていることが多いですが、個人レベルでの台風被害防衛においても、やはり雨と風それぞれに備えておく必要があるでしょう。
常識の範囲でできる風対策
まず風への備えですが、瞬間風速が30mを超える暴風ともなるとしばしば屋根瓦がはがされたり、テレビのアンテナや物干し台などの構造物が破壊されることがあります。
また気圧の関係で雨戸が外側に吹き飛ぶこともありますし、吹き飛ばされてきたトタンや木の枝で雨戸のない窓ガラスが壊れたりもしてしまうため、風の影響を受けやすい個所にはあらかじめ予防策を講じておく必要があります。風で飛ばされる可能性があるものは、ロープなどで固定しておきましょう。
それも台風に備えて慌てて応急措置を講じるのではなく、ふだんから少しくらいの風で被害が起きないように心がけたいものです。台風もさることながら、突風や竜巻のようにいつ襲来するかわからない強風にも備えておきましょう。
ともあれ強風への対策は、常識の範囲でできることばかりです。
屋根は定期的に点検しておきましょう
とかく見落とされがちなのが、屋根です。目につきにくいという事情もありますが、「屋根はめったに損傷しない」というような安心感を何となく持っているのではないでしょうか。
しかし丈夫なはずの瓦屋根も割れや浮き上がり、あるいは野地板などの木材部分が腐食するといった経年劣化は必ず起きますし、最近多いコロニアルや亜鉛鉄板などでは数年おきに表面塗装をチェックする必要があると言われています。
このように傷んだ屋根は当然強度が低下しているため、そのまま放置しておけば強風で吹き飛ばされたり、はがされたりしてしまいます。また忘れてはいけないのは、屋根が傷めば必然的に雨漏りなどで内部構造が腐食して、家そのものの寿命が短くなってしまうということです。
したがって災害を未然に予防するために、屋根は定期的に専門業者の点検を受けるようにしておきたいものです。きちんと保守点検が行われていれば、葺き替えのような大工事をしなくても、家本体と同じくらいの寿命は保ってくれるはずです。