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第13回 真夏を涼しく健やかに過ごす(2/2)


室内に風の通り道を作ろう

 昔の日本家屋は、夏を過ごしやすく作るのが原則で、襖や障子を取り払えば、風が通り抜けるように作ってありました。たとえ気温が同じでも、風があれば体感温度は低く感じるものです。

 今の住宅は風通しをむしろ悪く作ってありますし、無用心になってしまうためガラス戸や窓を開け放しておくわけにもいきません。しかし最近では採風ドアなどの名称で、閉めたまま採風や換気ができるドアや窓サッシが開発されていますから、これらを活用すれば外の風を安全に呼び込むことができます。

 いずれにせよ、室内の空気に流れがないと結露やカビ発生の原因になりやすいため、いつも家の中を新鮮な風が通り抜けるような工夫が必要です。

熱を遮断するリフォームのくふうを

 真夏の炎天下では、屋根瓦はの温度は70℃以上になります。その熱は小屋裏にこもり、さらに天井から室内に伝わって、室温を上げる原因になります。

 この屋根からの熱気を遮るために、グラスウールなどの断熱材を野地板に貼り付ける方法が多く用いられていますが、それでも小屋裏の気温は45℃を超えることがあります。いったん瓦の温度が上がってしまうと、熱伝導で野地板に伝わるため、小屋裏のように空気の動きが少ない空間では熱がどんどん蓄積されてしまいます。

 そこで近ごろは、屋根に当たる太陽光を反射させてしまおうというルーフ材が開発されています。いくつかのメーカーから発売されていますが、反射率が高いアルミ箔などを表面にコーティングしたもので、輻射熱による屋根の温度上昇をかなり抑制できます。反射性能の寿命や維持管理などの問題はありますが、軽量タイプの屋根材ですから葺き替えを考えている人には検討をおすすめします。

 これはいわば外断熱の屋根材といえますが、同様に外壁も外断熱のタイプが増えてきました。これまで日本の住宅は壁の内部に断熱材を用いる内断熱方式が主流でしたが、グラスウールやロックウールなどの断熱材周辺に結露が起き、壁の中から腐り始めるといった問題が発生することもあります。

 一長一短はありますが、外壁そのものに断熱機能を持たせるという考え方には多くの合理的な根拠があります。従来のサイディングよりは割高かもしれませんが、それなりの価値はありそうです。お近くの業者などに相談してみるといいでしょう。


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