盗難・火災・地震・風水害……いまこそホームセキュリティを考えてみましょう
私たちは、漠然と「家は安全な場所」だと考えてはいないでしょうか。たしかに家は壁や屋根で外界から隔てた空間であり、外敵や自然環境から身を守るとともに、快適に暮らせるようにするのが第一の目的です。しかし快適さについてはともかく、果たしてそこは「安全な空間」と言い切れるのでしょうか。我が家を本当に安全な場所とするために、私たちは何をしなければいけないかを考えてみましょう。
盗難や家宅侵入に対して無防備すぎる家が多い!
ホームセキュリティという言葉には、もともと(1)盗難や家宅侵入を防ぐ、(2)火災から家を守る、(3)地震や風水害など天災から家を守る、といった広い概念が含まれているのですが、一般的には(1)と(2)に限定して考えられていることが多いようです。そこでここでは、まず盗難や家宅侵入への備えを中心に「安全な家」にするための方策を考えていくことにしましょう。
まずガラスが狙われる戸建住宅
警視庁の調べによると、平成17年に都内で発生した侵入窃盗の認知件数は19,278件もありました。このうち空き巣が12,150件で約63%を占めています。社会の防犯意識の高まりにより件数は平成14年の35,160件(うち空き巣21,123件)をピークに減少していますが、依然として窃盗事件は多く行われています。
同じく警視庁のデータによると、空き巣の侵入手口は右のグラフに示したように、一般戸建て住宅ではガラス破りが61.8%と圧倒的に多くなっています。また意外にも無締まり(施錠されていない玄関や窓などからの侵入)が、22.0%もあることには驚かされます。
ちなみに空き巣の侵入場所は、窓が最も多くて38%、玄関が30%、縁側・ベランダが23%などとなっています。そしてガラス破りは、大部分が窓か縁側・ベランダを狙われています。(警視庁調べ)
次のページでは、実際のホームセキュリティ対策についてご説明します。