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第4回 ホームセキュリティについて考えてみませんか(2/2)

ガラスの強化と補助錠の装着を

 ガラス破りというのは、アルミサッシに多く使用されているクレセントという留め金の周りのガラスを壊して、手を差し込んで留め金をはずすという手口です。従ってガラス破りの対策は、(1)ガラスを壊れにくいものにする、(2)クレセントのほかに補助錠をつける、ということになります。(右図は実際に破られてしまったガラス窓です)
 まず(1)のガラスの強化には防犯ガラスに変える方法と、防犯フィルムを内側から貼り付ける方法があります。防犯ガラスとは複数のガラスの間に樹脂の膜をサンドイッチした合わせガラスの一種です。破壊しにくく、壊す際にかなり大きい騒音が出るため空き巣に侵入を諦めさせる効果があります。価格に普通ガラスの約3倍〜10倍程度です。施工は専門業者に依頼する必要があります。 
 また防犯フィルムは樹脂のフィルムを室内側からガラスに貼り付けるもので、防犯ガラスほどではないですが、ガラスが割れにくくなる効果があります。値段も安く、自分で簡単に貼れますが、新聞紙大以上の面積に貼っておきましょう。週刊誌くらいの大きさだと、フィルムを貼った部分全体をスッポリ取り去られてしまいます。
 しかし、補強しても結局はガラスですから、絶対安全というわけにはいきません。そこで補助錠を併用することを、警察庁などでは推奨しています。


手間をかけさせるのが撃退の秘訣

 補助錠をつければ絶対安全ということではありませんが、空き巣に開ける手間と時間をかけさせることが可能となります。空き巣の心理を表した言葉に「入りに3分、物色5分」というものがありますが、空き巣としてば3分以内に侵入できる家を選びやすいことから、手間がかかる窓などは避けるようになります。そこが狙い目です。 
 そのため、補助錠の取り付け位置も重要になってきます。既製のサッシには下部のレール部分に落とし込みの補助錠をつけているものが多いですが、上部の両端に近い部分に取り付けておくと、開錠の手間がかかるためさらに効果が高まります。


最新鋭の監視システムもいいですが


 さらに万全を期すということであれば、電子機器を利用した監視装置やシステムが豊富に出回っているので、それらを導入するのも一つの方法です。センサーで侵入者を感知してアラームを鳴らしたり、センターに通報するシステムを採用している店舗や事業所は古くからありますが、最近は家庭用としても普及しはじめました。
 いずれにせよ機器選びから設置までを素人が行うのは無理ですから、出入りのリフォーム会社などに相談して取り付けることをおすすめします。


狙われやすい条件を排除しておきましょう

 家の中の防備をしっかり行うことはもちろん必要ですが、むしろそれ以前に自分の家の外部環境をじっくりと見直してみましょう。写真に例示したように、家がたて込んでいる市街地などでは電柱や隣家との塀などを利用して容易に2階のベランダに侵入できる家が非常に多いです(右図の家の場合、電柱、塀、駐車場の屋根を伝えば2階のベランダに簡単に侵入できます)。
 また、植え込みや生け垣が目隠しになって空き巣の侵入を助けている場合もあります。そうした狙われやすいポイントを十分に把握するためにも、専門家の助言を大いに活用しましょう。そのうえで防衛策を講じれば、さらに安全性が高まります。


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