基礎研修会・補強設計研修会を開催しました

2011/01/28 木耐協事務局 文責:平井
 1月28日(金)、大阪市内で今年初めての研修会である、基礎研修会・補強設計研修会を開催致しました。
 この研修会は午前中に基礎研修会、午後から補強設計研修会と一日を使い耐震診断と補強方法の基礎について学習します。今年の1月17日で阪神淡路大震災から16年目となり、一年を通し1月は最も耐震の意識が高まる時期となります。耐震についての質問なども多く寄せられますので、参加した組合員の中には加盟して間もない組合員のほかに、耐震に関する知識の再確認の為、何件も耐震診断と耐震改修工事を行っているベテランの組合員の姿も見受けられました。

 午前中の基礎研修会では「阪神大震災でなぜ建物が倒壊したのか」ということを中心に、なぜ日本では地震が多いのか、なぜ地震は起こるのかと言う基本的な部分から建築基準法の変遷、耐震診断方法・現地調査表の記入方法に至るまでの説明を行いました。
【建物が倒壊する主な原因】
(1)耐力壁の量が少ない
(2)耐力壁の配置バランスが悪く、地震時に建物がねじれてしまう
(3)強い壁に耐えうる接合金物(柱頭・柱脚)が設置されておらず、柱が土台から抜けてしまう
(4)構造体の腐朽やシロアリ等による被害

 午後からの補強設計研修会は耐震診断書を元に、効果的に建物の地震に対する耐力を上げる方法と、具体的な補強の方法などの説明を行いました。
【効果的に地震に対する耐力を上げる方法】
(1)耐力壁の補強を実施する
(2)耐力壁の配置バランスを改善する
(3)耐力壁の補強に合わせ、適切な接合金物を取り付けて柱のほぞ抜けを防止する
(4)構造物(柱・土台等)の劣化を改善する

 平成以降の建築された木造住宅でも、平成元年に建てられたものは築年数20年を越えております。直近の建築基準法の改正は平成12年に行われており、それ以前の建物は現在の建築基準法と比べると、どうしても劣ってしまいます。ご自宅の耐震性能にご不安のある方は、いつでもご相談下さい。
 今年も木耐協は木造住宅の耐震化率向上に向け走り続けます。



基礎研修会の様子です。


補強設計研修会の様子です。

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