9月13日(木)に東京都千代田区の「貸会議室 内海」にて、耐震補強設計研修会を開催いたしました。本研修会には14社16名の組合員が参加しました。
耐震診断の基礎的な内容については基礎研修会という研修会があるのですが、今回の補強設計研修会は、より実務的な内容で、主に効率良く耐震補強を行う上でのポイントを解説しております。本研修会の内容は「診断に関するもの」「設計・施工に関するもの」の2つに大きく分けて説明を行いました。
診断に関しましては、一般新診断の内容や耐震事業における位置づけを再確認した後に、依頼者からの問い合わせが急増している「耐震改修に伴う税金」について説明を行いました。診断中に依頼者の方からの問い合わせがないからといって説明を省いてしまうようなことがありますと、後々のクレームや会社の信用問題にも発展してしまう可能性があります。木耐協の組合員は必ず診断や補強提案時に書面にて税制の確認が行えるように、事務局で作成したチェックシートで説明や確認を行う手順を案内しました。
また建築士法の改正や耐震基準適合証明書の発行等、必要書類の保管体制も重要になってまいります。今回は業務記録台帳のひな形もご用意し、各種契約書類はもちろん、打ち合わせ時のシートや工事検査時のチェックシートなど、今一度自社で使用している書類と照らし合わせて頂き、不備や漏れがないか、どのような資料を揃えることを求められているかなどの確認を行いました。
設計・施工に関しましては、補強設計に必須のスキルであるN値計算の解説や、建築防災協会から3月末に出版された『木造住宅の耐震補強の実務』を中心に、効果的な補強設計や施工に関してのポイントを詳しく解説いたしました。特にN値計算については、補強部材の選定方法を盛り込み、選定した部材仕様の壁倍率を基に引き抜きの検討を行なっていただき、熱心に取り組んでいる様子が伺えました。
また、実際に行なっている診断・補強事例を挙げ、耐震診断ソフトを操作しながら、補強する際の注意点や、提案の方法を工夫することで工事費を抑える事が可能になる事を説明しました。
関東地区では3回目の補強設計研修会でしたが、中部地区や九州地区といった遠方からも組合員が幅広く参加していました。木耐協で行なわれる研修会の中でも難易度の高い研修会ですが、積極的に参加していく組合員の関心の高さを改めて感じた研修会でした。
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内容的にも難易度が高く、長時間に及ぶ研修でしたが、実践的な内容ということもあり、集まった組合員は真剣に聴講していました。 |
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