宿泊技術研修会 分科会7【施工技術の部屋】

2007/8/30 木耐協事務局 文責:阿部

 分科会7【施工技術の部屋】には、各回約15名の組合員が参加し、耐震補強の施工技術に関する研修を行いました。

 本研修の冒頭では、越井木材工業(株) 井出氏より、シロアリや普及に強い「防蟻・防腐木材」についての説明を行っていただきました。
 住宅の足元を守る土台や壁・柱などは主要構造部材と言われます。第一にこれらが健全であることが、住宅を建築物・積載物の重さや風・地震などの外力の力から守ることにつながるため、安心・安全に暮らすためには非常に重要なことです。しかしこれら主要構造部材の多くは、仕上げ材により覆われてしまい定期的に確認することが困難になります。
 そこで井出氏には、「木材がどうして腐朽・腐食するのか」という原因についての解説と、耐久性の高い防腐・防蟻剤の加圧注入処理を施した木材を紹介していただきました。防腐・防蟻剤を表面に塗っただけの木材とと加圧注入処理を行った木材の耐久性の違いや、ヒノキなどの耐久性が高いといわれる樹種であっても使用部分によって耐久性が異なることなどをご説明いただき、本当に安心して暮らせる家づくりには、耐震工法+耐久性が不可欠であることを解説していただきました。

 その後、事務局員より今年5月に(財)日本建築防災協会の住宅等防災技術評価を取得しました、透光型壁補強キット「ひかりかべつよし」壁補強キット「(モイス)かべつよし」開口型壁補強キット「(モイス)まどつよし」後施工柱キット「板柱太」の概要を、耐震性能実験の映像を交えて説明しました。そして、実際の部材を組合員に触れてもらい、順に各部材の解説を行うとともに、施工の様子を映像でお伝えし、実際に各部材を施工したものの展示やその他の耐震補強部材についても施工時の注意点の説明を行いました。
 既に部材を使用している組合員からは内容の再確認と疑問点に関する質問があり、またこれから使用するという組合員は熱心に研修内容を聴いていました。

 最後に(株)新日ハウジング 大澤氏より、水平構面補強の事例と1階柱頭部分の接合部の補強方法についてご説明いただきました。特に柱頭補強については「すぐに現場にて実践してみたい」という声もありました。

 消費者の方々に安心してリフォームを行っていただくためにも、信頼の置ける資材・部材を使用することと適切な施工方法を行うことを組合員全員で再確認する研修となりました。

 各種耐震補強部材の施工方法を映像で紹介するとともに、それらの実物の展示も併せて行いました。


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