分科会1【基礎研修の部屋】には、各回約20名の組合員が参加しました。
150分のうち前半の60分は事務局より、耐震診断に関する基礎的なポイントを説明しました。木耐協で作製した『木造住宅耐震診断DVDマニュアル』の映像をもとに、屋内や小屋裏・床下調査の注意点等、耐震診断業務で最も重要な実務である調査業務について、詳細な勉強を行いました。
休憩をはさみ後半は、実際に活動されている組合員の実例ということで、千葉県浦安市を中心に活動を行っている(株)空設計代表の平山氏に同社の実際の調査業務について解説していただきました。平山氏は、診断・設計・施工を自分で全て行うほど徹底されており、全ての業務にわたって造詣の深い方です。氏は、地域の様々な取り組みにも積極的に参加され、千葉県建築士事務所協会の理事も務められるなど、年中多忙を極めていらっしゃいますが、多忙な中、今回の研修の講師としてこの分科会を担当して頂きました。「このような場で話すことなど慣れていないので、あくまで参考程度に」と謙遜されながらも、一つ一つが大変参考になる話ばかりでした。現地調査のお約束の際にお客様にお聞きする重要な点、撮影写真の実例、説明資料や使用している診断グッズの解説とベテラン組合員の生の声に、聴講している組合員も真剣に耳を傾けていました。
補強工事を行ったエピソードを随所に織り交ぜての解説は、単に耐震診断の内容にとどまらず、「依頼者に見えないところだからこそ決して手を抜かない」という仕事に対する姿勢や事業者の技術力こそが、家電製品などと違って、目に見えない耐震補強を依頼者様が決断する最大の要素となることを伝えるものでもありました。「そのためには絶えず勉強と何事にもチャレンジを続けることが大切かもしれませんね」と楽しくお話しいただくそのお人柄に、加盟間もない組合員はもとより、ベテランの組合員からも「非常に感銘を受けた」という声が、終了後のアンケートで多く寄せられました。
氏は、耐震診断だけで何十万円も費用をかけながら補強工事につながらない現実や、診断現場における安易な見落としには強い危機意識をお持ちの方です。「組合で開催される研修会にはすべて参加し、自己を研鑽しながら、皆で耐震社会を実現していきましょう」と呼びかける平山氏のエネルギーに、大きな拍手が起こりました。
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手元の資料に目を通しながら、研修内容を聴講しています。 |
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