8月7日東京地区耐震技術認定者講習会が行なわれました。当日は84社139名が参加しました。
業者にとって、新築よりもリフォームの方が難しいと言われることが多くあります。新築では、設計から部材の選定、施工に至るまで、全てを把握した状態で一から作り始めるのに対して、リフォームは不確定な要素を多く含んでいるからです。例えば構造面に関することでは、設計図書が既に紛失してしまっていたり、あるいは図面はあってもそれ通りに施工が行なわれていなかったりするため、壁の量や配置バランスは、その都度調査をする必要があります。また、壁などに隠れてしまっている部分の劣化の進行具合等、建物ごとの固有の情報も考慮する必要があります。構造性能をなおざりにし、見た目だけを綺麗に繕うリフォームは、まさに危険なリフォームと言えます。
既存住宅の構造性能を判断する基準として、日本建築防災協会発行・国土交通省監修『木造住宅の耐震診断と補強方法』に指針が定められています。新築では建築基準法によって構造面の担保をしていますが、そういった明確な基準がないリフォーム(確認申請が不要な)では、この指針がその役割の一端を担っているといえるでしょう。
木耐協では、構造性能にも配慮した安全・安心なリフォームを供給するため、耐震技術認定者講習会を開催し、組合員の皆様には6時間の講習を受講していただいた後、考査試験を受けていただいております。出題内容は、診断・設計・補強から法規やN値計算、計算問題と多岐にわたるため、事前に内容をご理解頂いていないと、建築士の方でも不合格になってしまうことが珍しくありません。この試験に合格した方が、木耐協の耐震技術認定者として耐震診断にお伺いすることになっています。
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