関東地区定例勉強会が開催されました

2007/3/23 木耐協事務局

 2007年3月23日(金)、東京都千代田区の総評会館で関東地区定例勉強会が開催されました。

 今回の定例勉強会のメインテーマは「木耐協合理的設計指針」と言い、合理的な補強設計方法についての勉強会が中心でした。例えば、同じ壁補強をするのであっても、設置した壁の強度が本来の性能を十分引き出せるようにする為には、どこに壁補強をすることが有効なのか、下屋の補強設計はどうしたら良いのか、などについて深く勉強しました。また、昭和56年6月以降の建物や、補強の補助金等を受ける予定の無い消費者の中には、金銭的な問題等で、全て1.0点を満たすように設計できない場合等、補強の優先順位を明確にすることで少しでも耐震補強を進めていく、組合独自の「減災補強設計指針」についても学びました。この考え方は、平成19年度より静岡県より発表される予定の、耐震補強に対する補助金制度運用の中身とほぼ同じで、このような「減災設計」の動きは全国でも広まっていくものと思います。 旧耐震診断の経験のある方ほど、新耐震診断への移行や補強設計の考え方の変遷がうまく整理できていない方もいらっしゃいましたので、 後半は再度N値計算の考え方と、壁補強時に必要とされる接合部補強の考え方や具体的な補強部材に関する設計方法等を勉強しました。

「木耐協合理的設計指針」の説明を事務局員が行っています。
減災設計の説明を、組合員の皆さんが真剣に聴いています。

 今回の勉強会は技術に特化したコンテンツだった為、休憩時間や終了後も質問が相次ぎました。木耐協で新耐震診断へ移行してから1年になりますが、改めて耐震診断の考え方、実務に即した補強設計の考え方、耐震を取り巻く市場の状況など、複雑化する耐震関係の情報を上手く整理する必要があると感じました。事務局でも、理解度別の研修会等も今後企画いたします。

 今回の定例勉強会は、予定人員を大幅に上回った為に、急遽会場を変更いたしました。組合員の皆様にはご迷惑をお掛けいたしました。最近の当組合の勉強会はいつもほぼ満席で、当組合員の熱心さに驚くばかりです。
組合ではどんどん研修会を開催し、組合員の知識・技術レベルの向上を図り、消費者の皆様の期待に応えられる組合を目指します。

壁補強部材の施工仕様について、事務局の建築士より説明を行っています。
壁補強の方法は耐震改修の最も基本的な部分のため、組合員の皆さんも熱心に耳を傾けています。


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