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木造住宅耐震診断士レベルアップ研修会 実践的な技術養う
(2007年6月30日 東海新報)


 県大船渡地方振興局と釜石地方振興局主催の木造住宅耐震診断士レベルアップ研修会はこのほど、釜石市内で開かれ、両振興局管内で認定されている診断士が実際の建物を利用した現場研修などを通して実践的技術を養った。

 県がこれまでに認定している木造住宅耐震診断士は約1000人。大船渡地方振興局管内では44人が認定されており、今回の研修会には16人が参加。釜石地方振興局管内からは26人が受講した。
 釜石地区合同庁舎での事前説明のあと、同市内にある解体予定の二階建て木造住宅を使って実習形式の現場研修を実施した。
 県建築士会釜石支部の柏舘旨緒支部長を講師に招いて行われた研修では、3人一組となって耐震診断調査を実践。チェックシートを手に、より正確に診断するための間取り図のスケッチや、地盤・基礎・接合部や柱、外壁、屋根、床組などの現状調査を行った。
 判定基準の選択判断が難しい調査項目については、講師が判定のポイントをケースに応じて細かく解説。診断士らは、目視確認できない部分の調査法などについても実践的なアドバイスを受け、技術水準のレベルアップを図った。
 研修会では、耐震診断調査のあと机上研修が行われ、調査結果をもとにパソコンを使って診断書をとりまとめた。

 終了後に開催された懇談会では、建築士会釜石支部と釜石市の耐震対策への取り組み状況が報告され、耐震化の促進という共通課題をめぐって主催関係者、診断士らが意見を交わした。
 今回の研修会について大船渡地方振興局土木部では「診断精度を高めることにより、住民に対し住宅の安全性に関するより的確な情報提供が可能となる。地域への耐震対策の普及啓発にもつなげていきたい」としている。