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第9回 床組等(必要・存在床倍率)(5)


 (今回も前回に引き続き床組等の話です。前回までの話が読みたい方はこちらからお読み下さい。→バックナンバー

 下階の耐力壁に挟まれた上階床は必ずしも同一の床仕様とは限りません。洋室・和室、或いは床レベルの違いによる別仕様の床などが存在していることが有り得ますね。つまり下図のようなケースもままあるという訳です。このような場合はどうするか?
    【図-1】検討方向に複数の異なった床仕様がある場合。
    【図-2】検討方向に平行して異なった床仕様に分けられる場合。
が考えられますね。【図-2】の場合は簡単で、強い床と弱い床の2通りのうち、弱い床が必要床倍率以上であればOKです。 では【図-1】の場合はどうか?ここで出てくるのが「平均存在床倍率」という用語です。つまり強い床と弱い床の平均値で必要床倍率と比較しようという訳です。 これを式で表せば次のようになります。

 平均存在床倍率=
 (強い床の倍率×Lt+弱い床の倍率×Ly)÷壁線方向最短距離L