木耐協/日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 電話での耐震診断申込は0120-224-293


耐震補強にあわせて 住みやすい家に大改修(2/2)

神奈川県横浜市

大地震で間違いなく倒壊する?

 それ以上に診断依頼者様が気になっていたことがありました。それは「この家は大地震がきたら間違いなく大きな被害を受ける」ということです。この家の南側には壁らしい壁がきわめて少なくなっており、また建物の内部にも東半分には内壁がありません。木造住宅としては非常に大胆な設計であり、素人考えでも地震に弱そうな家だという見当はつきます。

 まして最近は東海地震など巨大地震の危険が迫っているといわれるため、住みやすい家に改修すると同時に、耐震補強を行おうというのがSさんの狙いでした。

予想通り判定数値は最低ランク

  木耐協の耐震診断告知チラシを見た依頼者様は、すぐに電話で申し込まれました。改修する前に、この家がどういう状況であるかを確認しておきたかったからです。

 今回の診断を担当したのは、港北区に本社をおく日生住宅株式会社でしたが、診断の結果は築13年の建物にもかかわらず非常に低い数値となりました。

 診断者よれば、診断数値を下げた大きな要因は3点ありました。まず第一は基礎にひび割れ(クラック)が何か所も発生していたことで、これは宅地造成後まもなく建築したために、盛り土された地盤が十分に締まっていなかったためと思われました。二番目は壁の不足と配置バランスの悪さで、依頼者様が心配していたように、やはり南側、東側の壁量が決定的に不足しています。そして三番目は水回り付近を中心に白蟻の被害をかなり受けていたことでした。

基礎と壁補強で大幅に安全性向上

 白蟻被害についてはすぐに防除を行って応急措置を講じましたが、耐震補強だけでなく依頼者様が考えているような大改修を行うとなると、かなりの大工事になります。夏から秋にかけては依頼者様の仕事が忙しい時期でもあり、工事計画はじっくり時間をかけて検討することになりました。

 耐震補強についていえば、診断で指摘された弱点、すなわち基礎をしっかり補修することと、壁の不足を補う方法を考えれば解決します。依頼者邸の場合は、東南隅に壁を作りたいところですが、それではこの家の特徴が失われてしまいます。そこで今年になってから始まった補強工事では、南面の壁2か所を耐震ボードなどで補強するなどし、S邸の診断数値の改善を図っています。

 また柱のホゾ抜け防止のため、外付け型のホールダウン金物も6か所に取り付けられています。

大改造で住みやすい家になった

 これらの補強工事と平行して、Sさんが念願していた改修工事も行われました。まず吹き抜けをなくして2階に床を張り、そのスペースを生かしてお子さまの個室(勉強部屋)が作られました。また1階部分は浴室とトイレを独立させ、システムキッチンも入れ替えました。居間とキッチンとの間には間仕切り壁が新設され、落ち着いた雰囲気の部屋になりました。

 シロアリ被害を受けていた勝手口付近の補修工事も行われました
 依頼者邸のように、リフォームの機会に耐震補強をしてしまうというのは非常に合理的です。もし弱点を抱えたままリフォームしても、それはうわべだけを繕ったことにしかなりません。大きな地震で被害が発生したら、その費用が無駄になってしまうからです。

 これからリフォームを計画されている家ではまず耐震診断を受け、適切な補強を行うことをおすすめします。個別に行うよりも、費用はかなり割安になるはずです。

(耐震診断および補強工事施工=日生住宅株式会社 電話045-431-3001)

 依頼者様から「ひとこと」

 家の改修なんてたびたびできることではないので、思い切ってお願いしてよかったと思っています。仕事がらほとんど家にいる生活ですから、安心していられるのが何よりです。また改修でずいぶん住みやすい家になりました。進学を控えている子供たちも、落ち着いて勉強ができる環境ができたので喜んでくれているようです。

 




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