木耐協/日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 電話での耐震診断申込は0120-224-293


第14回 耐震補強工事が終わって安心して眠れるようになりました(2/2)

静岡県富士市

壁の量とバランスが最大の弱点

 今回の診断を担当したのは、富士市内に本社をおくデグチホーム(株式会社出口商事)の一級建築士です。

 診断者によると、この物件はまず壁の配置バランスが非常に悪いとのことでした。診断依頼者様も不安に感じていたように、南面、東面の壁の量が不足しているだけでなく、総2階の重量を支えるべき部分に壁が少なくなっていました。これでは、たとえば和室1畳と居間の中間の柱1本に大きな荷重がかかってしまい、ネジレ衝撃を受けたとき支えきれないだろうとのことです。さらに地盤がやや軟弱なせいか、基礎のクラックも数か所に発生しており、これらによって診断依頼者様邸の診断数値は非常に低く出てしまいました。

新設を含めて3か所に強い壁を

 注文建築だけに使われている材木の質も良く、ほとんど老朽化もしていませんでした。施工もおおむね良心的ではありましたたが、お施主様の希望を取り入れすぎた結果、構造的に少し問題を残してしまったということのようでした。

 そこで診断依頼者様邸に対しては、最大の弱点である壁量の不足を補う補強プランが提案されました。まず建物の東南隅に位置する居間に、3か所の耐力壁を設けることにしました。東寄りの2か所の既存壁を耐震ボードなどで強化し、南側に入っていた3枚のサッシのうち1枚分に強化壁を新設するというもので、居間を囲むように強い壁ができることになります。既存壁の強度を上げて壁量不足を補い、さらに建物中央部に新しい壁を作ることにより、一番の弱点がほぼ解消されたというわけです。

 またひび割れが発生していた布基礎は、すべてエポキシ樹脂による補強が行われ、さらに建物外周部に外付け型のホールダウン金物が取り付けられました。これら一連の補強工事によって、診断依頼者様邸の診断数値は大幅に改善されています。

(耐震診断及び補強工事施工=デグチホーム(株式会社出口商事)電話0545-72-0300)
デグチホーム(株式会社 出口商事)のホームページへ

  お施主様から「ひとこと」

 耐震診断を申し込んだとき、来てくれたのが地元の建築会社でしたから、どうせここがいけない、あそこを直せ、などいろいろな修繕仕事を押しつけられるだろうと思っていましたが、まず驚いたのが、無料だというのに診断の丁寧さでした。

 数日して診断書をいただきましたが、具体的に我が家の状態が示されていて、なぜ診断数値が低かったかが、私たちにもよくわかるように説明されており、どこをどう補強すれば弱点が解消できるかという補強案も、よく理解できました。

 デグチホームさんからは、この間営業的なお話はまったく出なかったことにも、感動しました。

 むろんデグチホームさんの提案してくださったプランの通り補強工事をお願いしましたが、住む人間の立場で工事をしてくれていることが、よくわかりました。家内も、「これで安心して眠れるようになった」と喜んでいます。




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