木耐協/日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 電話での耐震診断申込は0120-224-293


建材のプロが建てたこだわりの家を耐震補強(1/2)

愛知県名古屋市

 今回の依頼者様邸がある場所は、名古屋駅から直線で12kmほどに位置する高級住宅地です。天白区から緑区にかけての緩やかな丘陵地帯が続く名古屋の山の手にあたり、東京オリンピックのころから盛んに宅地開発が行われ、急速に開けた地域です。現住所の土地は昭和38年、地元の大手鉄道会社が建売分譲を行ったときに購入したというから、すでに40年以上が経過しています。周辺の住宅はいずれも1区画の面積が広いため緑が豊かで、いかにも落ち着いたお屋敷町の雰囲気が漂っています。

ひときわ目につく豪邸

 ただし現在の依頼者様邸は、平成元年に建て替えた2軒目の家です。銘木専門の建材会社を営んでいた依頼者様が親しくしていた大工さんに建ててもらったそうで、堂々たる門構えの豪邸です。
 1階が約42坪、2階が22坪弱あり、敷地は北側と西側が道路に面した角地で、約85坪あります。斜面を利用して前面道路の高さに2台分のガレージを設け、その上が敷地になっているため、北側道路から見上げると3mほども高いところに建てられていることになります。
 家に関してはほとんど大工さんに任せっきりだったとのことだが、さすがに商売柄とでもいいましょうか、玄関の上がり框(かまち)にはケヤキのむく材が、そして和室の天井には柾目(まさめ)のヒノキ板がさりげなく使われていたりと、使われている材木の質は非常に優れたものです。
 さらに驚いたことに、この家の土台には全て強度と耐久性に優れた栗材が使われているとのことです。大工任せとはいうものの、かなりこだわった家の造りとなっています。

大震災の後で建てたかった

 何もかも結構づくめの家のようですが、依頼者様が今になって少し後悔していることがあります。それは、この家を阪神淡路大震災の数年前に建てたことです。もし大震災の後であれば、もう少し地震を考慮した家づくりができたのに、というわけです。当時は社会全体がさほど地震への関心が高くなかったのですから、建材のプロといっても仕方のないことだったと思います。
 しかし最近は地元新聞が毎週定期的に東海地震の関連キャンペーンを行っており、テレビなどでも震災の特集番組が目立って多くなっています。また最近では新潟中越地震、スマトラ沖地震津波、福岡西方沖地震、能登半島地震などが続発していて、そのたびごとに東海地震への警戒を呼びかけられてもいます。
 依頼者様ご自身もさることながら、家族の人たちがこうした報道を敏感に受け止め、もし大地震が来たときこの家は大丈夫だろうか、といった話題がしきりに出るようになったそうです。

家族の為にも安全な家に…

 もともと建築に縁が深い仕事をしてきたとのことで、最近の地震防災の解説などを目にするまでもなく、依頼者様は地震に弱い家とはどういう建物であるか、よく理解されていらっしゃいます。この家は昭和56年の建築基準法改正の後に建てられており、親しい大工さんが念入りに仕上げてくれた家ではあるのですが、現行基準法に比較すればまだ規制が甘かった頃の建物です。無条件で安心することはできません。
 そこで知り合いの工務店や、家屋補強を行っている業者などに相談してみたのですが、いずれも納得できる結果は得られなかったようでした。
 その時、木耐協の耐震診断告知のチラシをご覧になった依頼者様は、すぐに電話で診断を申し込まれました。

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