低い査定数値に思わずガックリ
9月の防災月間の時期に木耐協の無料耐震診断の案内を見て早速診断を申しこみました。阪神淡路大震災から7年を経過していましたが、「どこに相談すればよいか、わからなかったし、おかしな業者に引っかかってはいけないという不安もあった」といいます。
今回診断を担当したのは、岡崎市内に本社をおく株式会社アーキテクト代表の山本隆義さんです。現地調査と診断の結果コンピューターが弾きだした結果は「倒壊の可能性あり」でした。
「この判定は、正直なところショックでした」とお客様。多少弱そうであろうと感じていたそうですが、新しい家でもあり、これほどまでだとは思っていませんでした。
しかし、組合員からビデオなどで地震災害発生のメカニズムや補強ポイントの説明を受け、適切な補強を行えば十分な耐震性を確保できると助言され、即座に補強工事を依頼することにしました。
洋間東側の壁を全面的に補強
やはり最大の弱点は壁量の不足と配置バランスの悪さでした。盛り土造成された宅地なので、地盤にも不安がありますが、これは一応ベタ基礎施工されており、基礎まわりには補修の必要はありませんでした。
そこで、まず洋間東面の3尺壁2か所と、出窓上部の垂れ壁部分の補強を行って、この壁面全体の壁倍率を高めるとともに、外付けホゾ抜け防止金物を4隅に装着することにしました。また小屋裏の締結ボルトの緩み補正、梁と束柱の浮きを金物で締めつけるなどの補強も、併せて行われました。これら一連の補強によって、診断数値は「ほぼ安全」のレベルまで改善されました。
非常食用意しても生命が助からねば
補強から半年近く経過して、実感しているのは「揺れが極端に小さくなった」ことだといいます。これまでに震度3前後の地震が何回かありましたが、ほとんど気づかなかったことさえあるそうです。
近い将来、必ず起きると予測されている東海地震では、岡崎市も震度6以上の対策強化地域に指定されています。2日分ていどの非常食を準備しているそうですが、「そうした防災対策以前に、まず自分の家と家族の生命をしっかり守らねば意味が無い」と語っていた言葉が印象的でした。
(耐震診断および補強工事施工=株式会社アーキテクト電話0564-31-3200)