やはり壁量不足が最大の泣きどころ
昨年のゴールデンウイークが過ぎたころ、木耐協の耐震診断が太白地域を対象に実施されるのを知り、さっそく診断を申し込みました。
その結果、判定数値は0.639と耐震性に問題があることが判明しました。
今回の診断を担当した、仙台市内に本社を置く組合員の話では、まず無筋の布基礎に劣化が進んでいたことと、東南側の壁量が少なくて家のバランスが悪いことがポイントを下げているといいます。
それ以外の点ではほとんど問題がなく、構造材の劣化や家全体の傾きも発生しておらず、かなりしっかり建てられた家だったようです。
耐震ボードを用いて既存壁の強度アップ
そこで、まず基礎に発生した数か所のヒビ割れを完全に補修するとともに、南側の既存壁2か所を耐震ボードで補強することにしました。壁量の不足を、既存壁の耐力を高めることで補うのが目的です。
この既存壁は一応筋交いが入っていることになっていましたが、外壁をはがしてみると、筋交いが平仮名の「く」の字型に入れられ、簡単に釘止めされているだけでした。
まず横桟を入れ、2枚の耐震ボードをビス止めしました。それと同時に内付けのホールダウン金物で基礎や柱としっかり締結するという補強工事を行いました。
また直下型地震に備えて、外付け型のホールダウン金物を4か所に施工しました。
一連の補強工事によって、診断数値は安全圏レベルの1.638まで大幅に改善されました。