【事務局】どんな事にも検証・反省・改善は必要ですね。さて、木耐協に加盟されてからの変化はありましたか。
【三橋社長】今現在リフォーム部門は7名体制で動いていますが、耐震診断を取り入れた事で、住宅の構造に対する考え方がしっかりしてきたように感じます。住宅にとって安全は当たり前の要素ですから、そこに対して担当者の意識が行かないのは困りものです。それに加え、偶然ですが私自身今年は2月に中越、5月に輪島に行く機会がありました。そこで被災の傷跡を見たり被災者のお話を聞く中で、ある考えにたどりついたのです。それは、地震で建物が倒壊しないようにすることはもちろん重要ですが、地震後の復旧の問題です。電気・ガス・水道のライフラインの中で一番早く復旧するのは電気です。水道は配給でなんとか賄う事ができますが、ガスにいたっては当分復旧の目途すら立ちません。オール電化住宅は、火を使わないため地震火災を起こしにくく、復旧も早いため普段の生活に戻りやすい、災害に強い家だという事を実感しました。ですから、その後新築・リフォーム合わせてオール電化住宅に取り組んでいます。
【事務局】なるほど、私達は震災が起こった瞬間を想定しがちですが、確かにその後の問題も重要ですね。最後に三橋社長のビジネス信条をお聞かせください。
【三橋社長】そうですね。私は営業畑の出身ですので、どうしてもお客様との繋がりを重視します。例えば、社長になった今でも年末には100本のカレンダーをお客様の所へ持参します。送ったり、留守に置いてきたりする営業マンが多いですが、それでは意味がありません。直接手渡して、顔を会わせて近況報告などをすることが重要なのです。その上、渡し方も工夫します。通常カレンダーは丸めて筒状にして渡していると思いますが、私は必ず広げて渡します。そうすると正直じゃまになるので、そのまま吊るしていただける確率が上がります。何事もせっかくやるのなら効果の高いやり方を選択しています。結果的に、カレンダーを貼って頂いているお宅から、毎年多くのご紹介を頂いています。
【事務局】初めて聞くお話しですが、本当にためになります。お客様にカレンダーを貼って頂く事にさえ工夫が必要であり、しかしそれに対する宣伝効果は高いものなのですね。事業はそのような細かい所に気を配れるかどうかが成否の鍵を握っているように思います。これからも三橋社長のその熱い思いを社員一人一人に伝えながら頑張ってください。
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地震国ニッポンにおいて、耐震性は建物を倒壊させない為に必要ですが、震災後を考えることも大変重要なことだと改めて認識させられました。
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