【小野理事長】素晴らしいお話ですよね。今多くの自治体が耐震改修促進の為に制度を整えており、ますますビルド・アップ様のような企業が必要とされてきます。木耐協としてもこのような需要に応えるために、組合員の皆様と協力してさらに技術力を向上させ、建築業界全体の底上げを図りたいと考えています。特に滋賀県には4つの大きな活断層があり、地震の発生確率が高く多大な被害が予想されている地域ですから、ぜひビルド・アップ様には今後も多くの耐震診断・補強を行っていただいて、滋賀県内の耐震化率向上を牽引していただきたいですね。
【林田社長】当社としてもぜひ進めて行きたいと考えております。私共が扱うのはお客様が生活・生涯を共にする大事なお住まいで、しかも耐震診断を通じてその家の耐震性を評価するため、診断員の倫理観が問われると同時に責任を伴う仕事だと感じています。その責任は大変重いものですから、むやみやたらに引き受けていい加減な仕事をする状態は絶対に避けなければなりません。本気で取り組むからこそ1件1件に時間と手間がかかりますが、だからこそ本気で住まいの事を考えているユーザーと真剣に向き合い、語り合うことができます。妥協しないことで結果としてお客様から信頼いただき、仕事を任せていただくことに繋がっているのではないでしょうか。
【刀根さん】実は当社では、耐震補強工事をされるお客様に対しては都合3回の耐震診断を行っています。1回目は非破壊による一般診断、2回目は補強工事の際にスケルトン状態で精密診断を行い、一般診断法と照合して補正をしていきます。実際に見てみると、どうしても筋交いの向きや位置が違っていたり下地が異なっていることがありますので、そのような事に注意して診断します。そして、最後は耐震補強工事後に診断を行い、家屋がどのように改善されたのか、X・Y方向の壁量や偏心率にいたるまで詳しくお客様に伝え、その評価書や診断風景・工事画像をCD-ROMにまとめてお渡ししています。
【小野理事長】なかなか出来そうで出来ない取り組みですが、3回ともなると大変ですね。ところでビルド・アップ様としてはこれからどのようにリフォーム事業を進めて行こうとお考えですか。
【林田社長】将来的には、耐震に特化した新築事業も取り入れて、「老後に夫婦二人でのんびり過ごせるような家」や「お子さんやお孫さんがいつでも帰ってこられるような家」など、お客様のライフプランに合わせて、“耐震補強”から“新築”に至るまで様々な提案を行えるようにしたいと考えています。しかし、今はまだ1人1人のお客様と真剣に向き合って、地元に根付いた活動を続けることで、地元の方に愛される存在になりたいと考えています。
「やるからには本気で取り組む」という妥協を許さない姿勢や強い思いが、お客様へのきめ細かい対応として現れているのではないでしょうか。滋賀県内の耐震社会構築の為に、これからも活躍されることでしょう。 |