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「『住み続ける』か『住み替える』か、高齢者の方の余生のライフプランを考えリフォームだけにとらわれない様々な視点からの提案が必要です。」(1/2)
イー・ライフ・グループ株式会社 代表取締役 小川 義行様


 今回は、東京都豊島区のイー・ライフ・グループ株式会社 代表取締役 小川義行様にお話を伺いました。
 イー・ライフ・グループ様は、主に高齢者向けの介護リフォーム、介護支援施設の運営などをされており、また小川社長は元プロ野球選手というユニークな経歴をお持ちでいらっしゃいます。今後ますます進む高齢化社会に真剣に向き合い、リフォームに限らず幅広い視点を持った、非常に興味深い考えをお伺いしました。


【事務局】まず、小川社長は元プロ野球選手という経歴をお持ちですが、なぜこの住宅業界に入ろうと思ったのですか?
【小川社長】私は学生時代の頃から「野球で親に家を建てたい」という目標を持ち、本格的に野球を続けて日本ハムファイターズへ入団しました。プロ野球選手時代は2年間で、肩の怪我の悪化などもありプロの厳しさを痛感しましたが、人生の中で非常に貴重な経験を積むことができました。退団後、職人やアルバイトの経験をしながら、もう一度「親に家を建てる」という目標をかなえようと決意し、住宅の販売会社へ入社しました。

【事務局】親孝行をしたいという信念が若い頃からおありだったの
ですね。そこから独立して「介護」という分野に入ろうと思ったきっかけは何だったのですか?

【小川社長】その住宅販売会社にいた頃、お客様の中に高齢者の方が非常に多く、バリアフリーの要望がとても多かったのがきっかけです。普通のリフォームというのは経験でできるものが多いですが、バリアフリーで一番重要なのは「機能性」です。お客様の身体機能や家族の介護の状況を考慮して作る必要があるのに、経験や勘だけに頼って施工している業者が非常に多いと思いました。今後のリフォームは、お客様のライフスタイルを見据えた価値観が重要であり、その一つとして介護を主体的に取り組みたいと思い、独立を決意しました。

【事務局】実際に、高齢者の方にリフォームの提案をする際、一般のリフォームと違う点はどのような点ですか?
【小川社長】高齢者の方は、リフォームをするかしないかという以前に、今住んでいる家に今後も「住み続ける」のか、あるいは他へ「住み替える」のかという、今後のライフスタイル自体の決断が必要となってくる点です。つまり、リフォームで多額の費用をかけるくらいなら、今や一つのステータスにもなっている老人ホームへ行きたいと考えているお客様もいらっしゃるのです。今の老人ホームは、特に耐震性の面では築何十年経っている家よりもとても優れていますし、ケアスタッフもいて安心して暮らせる環境です。私は、そういったお客様に対して、どちらの決断をして頂いても安心して任せて頂けるようにしなくてはいけないと思いました。当社では、お客様が今の家に「住み続ける」という選択をされた場合のみ、耐震補強とバリアフリーで、家自体の耐震性と機能性を向上させるという提案をしています。また逆に、いずれは「住み替え」をして老人ホームへ移り住みたいと考えていらっしゃるお客様には、当社が提携している有料老人ホームを紹介しています。私たちがお客様のことを考えて行うべきことは、リフォームだけにとらわれないお客様の今後のライフスタイルを考えた提案であると思っています。



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