木耐協/日本木造住宅耐震補強事業者協同組合電話での耐震診断申込は0120-224-293


「『住み続ける』か『住み替える』か、高齢者の方の余生のライフプランを考えリフォームだけにとらわれない様々な視点からの提案が必要です。」(2/2)
イー・ライフ・グループ株式会社 代表取締役 小川 義行様


【事務局】建築業の知識しかないと、このような幅広い提案はできませんね。
【小川社長】例えばお客様の中には、いずれは老人ホームに住む予定でいるが、とりあえず今はリフォームをしたいというご相談もあります。将来老人ホームに入ることを考えると、今リフォームをするのに多額の費用はかけられません。当社では事前に耐震診断を必ず実施して、最低限の費用でできる、耐震補強とバリアフリー工事の提案だけをします。リフォーム業者の中には、リフォームすることが1つのゴールになっている業者も多いですが、私達は常に選択肢の一つでしかないのです。一般のリフォーム会社は、お客様のライフプランを何も考えず大型リフォームの提案をしてくることがほとんどです。当社ではお客様の将来を考えて必要最低限の提案しかしませんので、相見積りの時も他業者と比べてみて頂き、当社に決めて頂くことが多いのです。

【事務局】貴社は介護支援施設の運営など、介護事業にも取り組まれていますが、そちらのコンセプトはどのようなものですか?
【小川社長】当社では介護に対しての見方を変えて、「介護を予防する」というコンセプトで活動しています。今は、入浴・食事・健康管理などをしてくれるデイサービスがだいぶ増えましたが、実は一旦入所しても、年齢の若い人からやめていくという現状があります。なぜなら自分にはまだ早い、患者ではないと思っているからです。介護の入り口はほぼ健康な方々ばかりですから、そう思うのも当然です。それであれば、介護が必要となる以前の日頃のケアからきちっとしていけば要介護者を少しでも軽減できるのではないかと思いました。当社では、デイサービスの他に高齢者向けのフィットネスを運営しています。これはまさに介護が必要にならないための介護予防というのが目的です。自然素材を使用したリラックスできるスタジオで、ヨガなどのトレンドも取り入れ、医療的な見解を交えて健康・自立へ向かうお手伝いをしています。介護保険も適用できますので、お客様に安心して通っていただくことができます。

【事務局】これからますますこういったサービスは必要になってきますね。最後に、今後の展望をお聞かせください。

【小川社長】私は、高齢者の方がリフォームの相談をしに来て頂いたとしても、リフォーム以外に解決できる手段がまだまだあると思っています。既に医者やケアマネージャーなど、医療と介護の関係者とは数多くつながりを持っていますが、今後はさらに他事業などとも多く手を組み、高齢者向けのポータル事業として、ご相談に来て頂いたお客様に様々な視点から提案をしていきたいと思います。そして、高齢者の方々が余生を思いきり楽しんで過ごして頂けるような環境づくりに努めていきます。

 最初は親孝行をしたいという気持ちがきっかけで入った住宅業界に、今では高齢者の方に少しでも快適な生活を送ってもらうため、広い視野を持ち常に探究心を忘れない小川社長。今回の取材で、高齢化社会の現実と深刻さを改めて痛感し、建築業界に携わる私達としても今後真剣に向き合っていかなくてはいけない問題であると感じました。

【イー・ライフ・グループ株式会社】
 1999年設立。「新しい形のセカンドライフを創造し、持続可能な明るい高齢化社会に貢献する」というミッション、「『介護』+『暮らし』のオーソリティを目指す』をビジョンにかかげ、介護・住宅の各方面で活動されています。  
ホームページ http://www.ii-life.co.jp/




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