築32年経過の建物にお住まいになっておられる方が、住環境工房らしんばんの「住まいのリフォーム塾」に参加された際、「ある民間大手の耐震診断・報告を受けたが、納得のいかないところがあり再診断して欲しい」という依頼がきっかけで、今回の補強工事となりました。大手の診断・補強案は、住まい手側の生活スタイルに柔軟に対応したものではなく、ただ機械的に評点1.0をクリアしようと壁を沢山入れただけの提案だったため、当然施工コストも高額となっていました。
そこで、可能な限りの低コスト化と生活に支障をきたす施工範囲を最小限にとどめながら再計画案を立てました。そのためには、高耐力壁(かべつよし)を使用し、少設置箇所で、効率良く配置しかつその壁がうまく機能することが必要でした。そこで2階補強壁〜剛床〜1階補強壁〜新規基礎と力がうまく流れるよう補強設計しました。結果的に壁補強十数箇所で500万であった当初の計画は、壁補強箇所5箇所の230万(他HD設置、内装・新規間仕切壁等含む)までコストダウンすることができました。