平成18年4月1日から平成18年6月30日まで(3ヶ月)に、木耐協で実施した耐震診断1,146件の耐震診断結果を分析したものです。
診断結果は4分割法による充足率を採用していますが、参考までに全ての物件の偏心率も計算しております。評点には反映されていませんが、偏心率の評価分布も以下に示します。
■ 充足率による低減係数分布
耐力要素の配置などによる低減係数(4分割法における充足率)
低減係数
1F/X
1F/Y
2F/X
2F/Y
0.3
14
1.22%
4
0.35%
5
0.46%
3
0.27%
0.45
7
0.61%
9
0.79%
65
5.95%
62
5.68%
0.5
3
0.26%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0.6
6
0.52%
3
0.26%
5
0.46%
6
0.55%
0.7
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0.75
93
8.12%
70
6.11%
64
5.86%
68
6.23%
0.8
31
2.71%
24
2.09%
55
5.04%
43
3.94%
1
992
86.56%
1036
90.40%
898
82.23%
910
83.33%
計
1146
1146
1092
1092
■ 偏心率評価(参考)
1F/X 偏心率
1F/Y 偏心率
2F/X 偏心率
2F/Y 偏心率
0.05未満
216
18.85%
55.67%
236
20.59%
57.07%
243
22.25%
64.56%
259
23.72%
64.47%
0.05以上0.1未満
237
20.68%
212
18.50%
269
24.63%
254
23.26%
0.1以上0.15未満
185
16.14%
206
17.98%
193
17.67%
191
17.49%
0.15以上0.2未満
170
14.83%
32.55%
153
13.35%
29.67%
140
12.82%
26.65%
143
13.10%
26.28%
0.2以上0.25未満
118
10.30%
106
9.25%
86
7.88%
79
7.23%
0.25以上0.3未満
85
7.42%
81
7.07%
65
5.95%
65
5.95%
0.3以上0.35未満
39
3.40%
10.38%
49
4.28%
11.95%
34
3.11%
8.15%
35
3.21%
8.52%
0.35以上0.4未満
34
2.97%
35
3.05%
29
2.66%
28
2.56%
0.4以上0.45未満
14
1.22%
23
2.01%
10
0.92%
11
1.01%
0.45以上0.5未満
19
1.66%
14
1.22%
8
0.73%
4
0.37%
0.5以上0.55未満
7
0.61%
12
1.05%
5
0.46%
10
0.92%
0.55以上0.6未満
6
0.52%
4
0.35%
3
0.27%
5
0.46%
0.6以上
16
1.40%
1.40%
15
1.31%
1.31%
7
0.64%
0.64%
8
0.73%
0.73%
計
1146
1146
1092
1092
参考:偏心率による低減係数の算出は、床の仕様と関連付けて、下の表よりもとめます。
偏心率
0.00〜0.30
0.30〜0.60
0.60〜
床仕様
I
1.00
0.70
0.60
II
1.00
0.50
0.45
III
1.00
0.30
0.30
■充足率に基づいた配置による低減を行う住宅は、10〜18%程度
4分割法を用いて耐震診断を行った際、配置による低減を行う住宅は1階で10〜13%程度、2階で17〜18%程度であることがわかりました。偏心率で見る壁配置バランスは1階よりも2階のほうがバランスが良いという結果になっているのですが、4分割法によると1階よりも2階の配置による低減が大きく出ている点は興味深い点です。
■偏心率による評点の低減は、10%前後と意外に少ない
旧耐震診断においては、偏心率が15%を超えると総合評点を低減していましたが、新耐震診断法においては偏心率30%を超えてから評点を低減することになりました。この変更に伴い、偏心率による評点が低減されるケースは劇的に少なくなり、1階で13%程度になっています。
■1階よりも2階の偏心率が小さくなっている
1階と2階の偏心率を比較すると、2階の偏心率のほうが10ポイント近く小さくなっていることがわかります。これは、1階には大きなリビングを設けるために壁の配置バランスが悪くなる傾向にあり、2階には居室を多く取る(6畳・6畳・8畳等のように)ため壁の配置バランスが必然的によくなる傾向があります。
■偏心率が60%を超える住宅は1%前後と、ほとんど存在しない
偏心率が60%を超えるような、極端に壁の配置が悪い住宅は1%前後しか存在しないことがわかりました。
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