平成18年4月1日から平成18年6月30日まで(3ヶ月)に、木耐協で実施した耐震診断1,146件の耐震診断結果を分析したものです。

■ 1階 方向別評点

1階X軸 評点
新診断(一般診断)
全体
昭和56年5月以前
昭和56年6月以降
1.5以上 倒壊しない
75
6.54%
8
1.38%
67
11.82%
1.0以上1.5未満 一応倒壊しない
264
23.04%
83
14.34%
181
31.92%
0.7以上1.0未満 倒壊する可能性がある
378
32.98%
189
32.64%
189
33.33%
0.7未満 倒壊する可能性が高い
429
37.43%
299
51.64%
130
22.93%
総数
1,146
579
567


1階Y軸 評点
新診断(一般診断)
全体
昭和56年5月以前
昭和56年6月以降
1.5以上 倒壊しない
106
9.25%
20
3.45%
86
15.17%
1.0以上1.5未満 一応倒壊しない
360
31.41%
132
22.80%
228
40.21%
0.7以上1.0未満 倒壊する可能性がある
381
33.25%
221
38.17%
160
28.22%
0.7未満 倒壊する可能性が高い
299
26.09%
206
35.58%
93
16.40%
総数
1,146
579
567


2階X軸 評点

新診断(一般診断)
全体
昭和56年5月以前
昭和56年6月以降
1.5以上 倒壊しない
164
14.31%
9
1.55%
155
27.34%
1.0以上1.5未満 一応倒壊しない
198
17.28%
76
13.13%
122
21.52%
0.7以上1.0未満 倒壊する可能性がある
288
25.13%
157
27.12%
131
23.10%
0.7未満 倒壊する可能性が高い
442
38.57%
297
51.30%
145
25.57%
0(平屋)
54
4.71%
40
6.91%
14
2.47%
総数
1,146
579
567


2階Y軸 評点
新診断(一般診断)
全体
昭和56年5月以前
昭和56年6月以降
1.5以上 倒壊しない
187
16.32%
21
3.63%
166
29.28%
1.0以上1.5未満 一応倒壊しない
217
18.94%
83
14.34%
134
23.63%
0.7以上1.0未満 倒壊する可能性がある
292
25.48%
164
28.32%
128
22.57%
0.7未満 倒壊する可能性が高い
396
34.55%
271
46.80%
125
22.05%
0(平屋)
54
4.71%
40
6.91%
14
2.47%
総数
1,146
579
567
   

■1階と2階の評点に目立った差は見られない
1階の評点を見ると、評点が1.0未満で耐震性が問題あると判断された住宅は、X軸方向で70.41%、Y軸方向は59.34%存在するという結果になりました。また、2階の評点で見ると、評点が1.0未満で耐震性が問題あると判断された住宅は、X軸方向で63.7%、Y軸方向は60.03%と、2階のY軸方向評点のほうが1階のY軸方向評点より若干悪いことがわかりました。


■2階を補強しなければ総合評点1.0を上回らない住宅が63.7%も存在
2階の評点が1.0を下回っている住宅は全体では63.7%存在し、昭和56年5月以前の住宅だけで見ると、X軸は78.42%、Y軸は75.12%の住宅が評点が1.0を下回っていることがわかりました。耐震補強の普及を阻む大きな要因は「経済的な理由」なだけに、2階の補強も6割以上の住宅に必要であるとなれば、耐震補強工事費用はかさみ、耐震補強の普及が停滞化する危険性もはらんでいるものと思われます。



■ 総合評点として反映されている階及び方向
     
 
全体
昭和56年5月以前
昭和56年6月以降
1階X軸 評点
401
34.99%
187
32.30%
214
37.74%
1階Y軸 評点
211
18.41%
89
15.37%
122
21.52%
2階X軸 評点
314
27.40%
176
30.40%
138
24.34%
2階Y軸 評点
251
21.90%
141
24.35%
110
19.40%
同一評点分(-)
31
 
14
 
17
 
総数
1,146
579
567
参考: 旧耐震診断法では、1階X軸とY軸のいずれか低い評点を総合評点を求める計算式に利用していました。
新耐震診断法では、2階のX軸とY軸の評点も求め、1階X軸・Y軸/2階X軸・Y軸の4つの評点から最も低い数値を総合評点として反映させるようになりました。

■2階が総合評点として採用されているケースは、49.3%と約半数を占める
上記の表の通り、総合評点として採用されている評点(4つの評価で最も低い評点)のうち、2階の評点で総合評点が決まっている住宅は全体の49.3%にも上ります。旧耐震診断手法においては、耐震診断の評価は1階部分しか行っていなかったので、これらの住宅は、例え1階部分を評点1.0以上になるように耐震補強工事を施しても、総合評点では1.0を下回るという結果になります。昭和56年5月以前の住宅に限るとその数値は54.75%、昭和56年6月以降では43.74%となり、築年数にあまり関係なく半数近くの住宅が、2階の評点で総合評点が求められていることがわかります。
     

■ 階別・方向別・評点別 クロス集計表

全体
1F/X
 
1F/Y
〜0.7
0.7〜1.0
1.0〜1.5
1.5〜
〜0.7
0.7〜1.0
1.0〜1.5
1.5〜
2F/X
〜0.7
324
143
28
1
496
215
199
74
8
496
0.7〜1.0
76
142
66
4
288
56
120
99
13
288
1.0〜1.5
26
71
85
16
198
22
49
107
20
198
1.5〜
3
22
85
54
164
6
13
80
65
164
429
378
264
75
1146
299
381
360
106
1146
 
2F/Y
〜0.7
271
134
42
3
450
 
228
177
39
6
450
0.7〜1.0
101
130
56
5
292
54
133
96
9
292
1.0〜1.5
48
82
68
19
217
15
57
121
24
217
1.5〜
9
32
98
48
187
2
14
104
67
187
429
378
264
75
1146
299
381
360
106
1146


〜S56
1F/X
 
1F/Y
〜0.7
0.7〜1.0
1.0〜1.5
1.5〜
〜0.7
0.7〜1.0
1.0〜1.5
1.5〜
2F/X
〜0.7
233
87
17
0
337
158
128
47
4
337
0.7〜1.0
53
68
35
1
157
38
71
41
7
157
1.0〜1.5
13
29
28
6
76
10
21
38
7
76
1.5〜
0
5
3
1
9
0
1
6
2
9
299
189
83
8
579
206
221
132
20
579
 
2F/Y
〜0.7
204
80
26
1
311
 
170
113
25
3
311
0.7〜1.0
62
72
28
2
164
32
77
49
6
164
1.0〜1.5
32
28
20
3
83
4
29
43
7
83
1.5〜
1
9
9
2
21
0
2
15
4
21
299
189
83
8
579
206
221
132
20
579


S56〜
1F/X
 
1F/Y
〜0.7
0.7〜1.0
1.0〜1.5
1.5〜
〜0.7
0.7〜1.0
1.0〜1.5
1.5〜
2F/X
〜0.7
91
56
11
1
159
57
71
27
4
159
0.7〜1.0
23
74
31
3
131
18
49
58
6
131
1.0〜1.5
13
42
57
10
122
12
28
69
13
122
1.5〜
3
17
82
53
155
6
12
15
4
21
130
189
181
67
567
93
160
228
86
567
 
2F/Y
〜0.7
67
54
16
2
139
 
58
64
14
3
139
0.7〜1.0
39
58
28
3
128
22
56
47
3
128
1.0〜1.5
16
54
48
16
134
11
28
78
17
134
1.5〜
8
23
89
46
166
2
12
89
63
166
130
189
181
67
567
93
160
228
86
567


■1階が評点1.0を上回り、2階が評点1.0を下回る住宅が16.93%
全体的な傾向で言えば、1階の評点が悪い住宅は2階の評点も悪い傾向にあります。しかし、前述の通り、新診断法に移行したことによって2階の評価も行うわけですが、1階が評点1.0を超えているにもかかわらず、2階の評点が1.0を下回って総合評点が1.0を下回るような結果になっている住宅が全体の16.93%あることがわかりました。



■ 階別・X-Y評価相関関係

1F X-Y相関
1F/X
0.7未満
0.7〜1.0未満
1.0〜1.5未満
1.5以上
1F/Y
0.7未満
201
80
15
3
299
0.7〜1.0未満
170
149
60
2
381
1.0〜1.5未満
53
140
138
29
360
1.5以上
5
9
51
41
106
429
378
264
75
1146


2F X-Y相関
2F/X
0.7未満
0.7〜1.0未満
1.0〜1.5未満
1.5以上
2F/Y
0.7未満
345
85
17
3
450
0.7〜1.0未満
127
118
43
4
292
1.0〜1.5未満
21
72
91
33
217
1.5以上
3
13
47
124
187
496
288
198
164
1146




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