平成13年7月1日から平成16年6月30日まで(3年間)に、木耐協で実施した耐震診断44,682件の耐震診断結果について、各評点を都道府県別に分析したものです。
※診断件数が100件に満たない都道府県については分析対象外となっております。
(対象都道府県数:30都道府県)

■ 都道府県別評点(総合評点) (平成13年7月1日〜平成16年6月30日)

 
県名
診断件数
総合評点
1
大分県
122
1.21
2
茨城県
306
1.06
3
神奈川県
4,468
1.00
4
熊本県
233
0.98
5
岩手県
284
0.93
6
山形県
136
0.91
7
千葉県
1,916
0.90
8
宮城県
2,422
0.88
9
奈良県
573
0.84
10
長野県
523
0.82
10
埼玉県
1,721
0.82
12
三重県
1,735
0.76
13
静岡県
5,254
0.75
14
山口県
106
0.74
14
山梨県
478
0.74
 
県名
診断件数
総合評点
16
広島県
571
0.73
16
滋賀県
501
0.73
16
大阪府
1,327
0.73
16
東京都
3,449
0.73
20
高知県
395
0.71
20
愛知県
10,659
0.71
22
香川県
311
0.69
22
兵庫県
1,340
0.69
24
岐阜県
1,619
0.68
24
和歌山県
600
0.68
26
京都府
1,059
0.63
27
新潟県
717
0.62
28
徳島県
420
0.61
29
岡山県
276
0.60
30
愛媛県
695
0.58
 
[評点は平均値]

耐震性は東高西低の配置
総合評点を見ると、関東・東北など関東以北の県が上位に多く、総合評点の低い地区には東海以西の県が多いことがわかります。
また総合評点の差が、トップとワーストでは0.63ポイントもあり、住宅の耐震性は地域により大きな違いがあることがわかります。



■ 都道府県別評点(B×C:建物の形・壁の配置) (平成13年7月1日〜平成16年6月30日)

  
県名
診断件数
(B×C)評点
1
香川県
311
0.89
2
奈良県
573
0.88
3
三重県
1,735
0.87
3
岡山県
276
0.87
3
岐阜県
1,619
0.87
3
愛知県
10,659
0.87
3
大分県
122
0.87
3
滋賀県
501
0.87
3
高知県
395
0.87
3
愛媛県
695
0.87
11
山口県
106
0.86
11
広島県
571
0.86
11
茨城県
306
0.86
11
大阪府
1,327
0.86
11
熊本県
233
0.86
 
県名
診断件数
(B×C)評点
16
徳島県
420
0.85
16
和歌山県
600
0.85
16
静岡県
5,254
0.85
16
兵庫県
1,340
0.85
16
山形県
136
0.85
16
千葉県
1,916
0.85
22
神奈川県
4,468
0.84
22
埼玉県
1,721
0.84
22
長野県
523
0.84
22
宮城県
2,422
0.84
22
岩手県
284
0.84
27
新潟県
717
0.83
28
東京都
3,449
0.82
29
京都府
1,059
0.81
29
山梨県
478
0.81
 
[評点は平均値]

壁の配置バランスについては、地域による差がほとんどない
上の表から、建物の形・壁の配置(壁の配置バランス)には、トップとワーストの差が0.08ポイントと、非常に差が小さいことがわかります。壁の配置バランスについては、地域による差はほとんど見られませんでした。



■ 都道府県別評点(D×E:筋交い・壁の割合) (平成13年7月1日〜平成16年6月30日)

 
県名
診断件数
(D×E)評点
1
岩手県
284
1.47
2
神奈川県
4,468
1.45
3
宮城県
2,422
1.44
4
大分県
122
1.43
5
茨城県
306
1.42
6
千葉県
1,916
1.34
7
熊本県
233
1.33
8
埼玉県
1,721
1.32
9
長野県
523
1.28
10
高知県
395
1.26
11
奈良県
573
1.24
12
滋賀県
501
1.23
12
静岡県
5,254
1.23
12
山形県
136
1.23
15
広島県
571
1.22
 
県名
診断件数
(D×E)評点
16
山梨県
478
1.20
17
山口県
106
1.16
18
兵庫県
1,340
1.15
19
東京都
3,449
1.13
19
和歌山県
600
1.13
21
三重県
1,735
1.12
22
愛知県
10,659
1.11
23
岡山県
276
1.09
24
大阪府
1,327
1.08
25
岐阜県
1,619
1.02
26
徳島県
420
0.99
26
愛媛県
695
0.99
28
新潟県
717
0.97
28
香川県
311
0.97
30
京都府
1,059
0.96
 
[評点は平均値]

壁の量は地域によって大きな差がある
トップの評点が1.47、ワーストの評点が0.96とその差が0.51ポイントと大きく開いており、また前述の「都道府県別評点(総合評点)」と照らし合わせると、上位・下位共に該当する県が重なっており、この項目(D×E:筋交い・壁の割合)が総合評点に影響を与えていることがわかります。



■ 都道府県別評点(平均床面積) (平成13年7月1日〜平成16年6月30日)

 
県名
診断件数
1階床面積
1
山形県
136
111.61
2
長野県
523
106.08
3
岩手県
284
102.04
4
山梨県
478
99.53
5
香川県
311
97.93
6
新潟県
717
95.96
7
山口県
106
93.92
8
岡山県
276
93.88
9
熊本県
233
93.71
10
宮城県
2,422
93.08
11
愛媛県
695
92.46
12
岐阜県
1,619
92.11
13
三重県
1,735
90.96
14
静岡県
5,254
87.62
15
大分県
122
87.22
 
県名
診断件数
1階床面積
16
広島県
571
84.23
17
愛知県
10,659
82.67
18
和歌山県
600
82.28
19
奈良県
573
81.31
20
滋賀県
501
81.20
21
徳島県
420
79.46
22
茨城県
306
77.33
23
高知県
395
75.49
24
千葉県
1,916
70.77
25
京都府
1,059
70.69
26
大阪府
1,327
70.18
27
兵庫県
1,340
68.91
28
神奈川県
4,468
68.54
29
東京都
3,449
65.10
30
埼玉県
1,721
64.39
 
[床面積は平均値]

大都市圏の平均床面積が圧倒的に狭い
上の表から、トップの111.61uに対してワーストの64.39
uと、関東・近畿といった大都市圏の平均床面積が圧倒的に狭くなっていることがわかります。
なお、前述の総合評点と比較してみても、総合評点の結果を大きく左右するような偏りは見られないことがわかりました。



■ 都道府県別評点(屋根材の割合) (平成13年7月1日〜平成16年6月30日)

県名
診断件数
[軽い屋根]
屋根材の割合
[重い屋根]
1
岩手県
284
89.01%
10.99%
2
宮城県
2,422
61.96%
38.04%
3
神奈川県
4,468
60.69%
39.31%
4
東京都
3,449
54.05%
45.95%
5
千葉県
1,916
44.34%
55.66%
6
埼玉県
1,721
43.74%
56.26%
7
山梨県
478
39.54%
60.46%
8
長野県
523
35.82%
64.18%
9
兵庫県
1,340
31.00%
69.00%
10
茨城県
306
28.57%
71.43%
11
山形県
136
27.59%
72.41%
12
滋賀県
501
26.48%
73.52%
13
高知県
395
24.51%
75.49%
14
京都府
1,059
24.48%
75.52%
15
大阪府
1,327
24.00%
76.00%
16
静岡県
5,254
22.11%
77.89%
17
和歌山県
600
21.35%
78.65%
18
熊本県
233
20.13%
79.87%
19
奈良県
573
19.07%
80.93%
20
三重県
1,735
15.48%
84.52%
21
愛知県
10,659
14.19%
85.81%
22
香川県
311
13.57%
86.43%
23
大分県
122
12.82%
87.18%
24
愛媛県
695
12.81%
87.19%
25
広島県
571
12.57%
87.43%
26
新潟県
717
11.55%
88.45%
27
徳島県
420
11.52%
88.48%
28
岐阜県
1,619
10.51%
89.49%
29
山口県
106
10.29%
89.71%
30
岡山県
276
6.21%
93.79%

■屋根の重さには大きな差がある
重い屋根の比率を見ると、1位・岩手県の10.99%に対して、30位の岡山県は93.79%と82.80%も差がある事が分かります。また、重い屋根の比率が高い都道府県を見ると、台風の影響を受ける事の多い九州・中国・四国地方が多いことも分かります。



■ 都道府県別評点まとめ (平成12年12月1日〜平成15年11月30日)


総合評点
1階床面積
評点A
評点B×C
評点D×E
屋根の重い比率
評点F
平均築年数
順位
都道府県
評点
順位
面積
順位
評点
順位
評点
順位
評点
順位
重い率
順位
評点
順位
年数
1
大分県
1.21
15
87.22
1
0.98
3
0.87
4
1.43
23
87.18%
1
0.99
9
22.64
2
茨城県
1.06
22
77.33
3
0.88
11
0.86
5
1.42
10
71.43%
2
0.97
1
19.81
3
神奈川県
1.00
28
68.54
5
0.86
22
0.84
2
1.45
3
39.31%
19
0.94
10
22.97
4
熊本県
0.98
9
93.71
2
0.89
11
0.86
7
1.33
18
79.87%
19
0.94
5
21.85
5
岩手県
0.93
3
102.04
15
0.77
22
0.84
1
1.47
1
10.99%
7
0.96
3
21.29
6
山形県
0.91
1
111.61
4
0.87
16
0.85
12
1.23
11
72.41%
2
0.97
28
26.79
7
千葉県
0.90
24
70.77
7
0.83
16
0.85
6
1.34
5
55.66%
11
0.95
4
21.69
8
宮城県
0.88
10
93.08
17
0.76
22
0.84
3
1.44
2
38.04%
19
0.94
8
22.57
9
奈良県
0.84
19
81.31
9
0.81
2
0.88
11
1.24
19
80.93%
11
0.95
6
22.20
10
長野県
0.82
2
106.08
14
0.78
22
0.84
9
1.28
8
64.18%
7
0.96
15
24.34
10
埼玉県
0.82
30
64.39
15
0.77
22
0.84
8
1.32
6
56.26%
19
0.94
2
21.08
12
三重県
0.76
13
90.96
10
0.80
3
0.87
21
1.12
20
84.52%
19
0.94
17
25.08
13
静岡県
0.75
14
87.62
25
0.71
16
0.85
12
1.23
16
77.89%
7
0.96
18
25.82
14
山口県
0.74
7
93.92
17
0.76
11
0.86
17
1.16
29
89.71%
11
0.95
29
27.68
14
山梨県
0.74
4
99.53
22
0.75
29
0.81
16
1.20
7
60.46%
11
0.95
25
26.44
16
広島県
0.73
16
84.23
25
0.71
11
0.86
15
1.22
25
87.43%
19
0.94
13
23.79
16
滋賀県
0.73
20
81.20
25
0.71
3
0.87
12
1.23
12
73.52%
11
0.95
7
22.29
16
大阪府
0.73
26
70.18
8
0.82
11
0.86
24
1.08
15
76.00%
11
0.95
19
25.87
16
東京都
0.73
29
65.10
6
0.84
28
0.82
19
1.13
4
45.95%
26
0.93
21
26.10
20
高知県
0.71
23
75.49
28
0.69
3
0.87
10
1.26
13
75.49%
26
0.93
27
26.75
20
愛知県
0.71
17
82.67
17
0.76
3
0.87
22
1.11
21
85.81%
26
0.93
24
26.35
22
香川県
0.69
5
97.93
10
0.80
1
0.89
28
0.97
22
86.43%
7
0.96
20
25.94
22
兵庫県
0.69
27
68.91
23
0.73
16
0.85
18
1.15
9
69.00%
26
0.93
16
24.89
24
岐阜県
0.68
12
92.11
10
0.80
3
0.87
25
1.02
28
89.49%
19
0.94
22
26.15
24
和歌山県
0.68
18
82.28
24
0.72
16
0.85
19
1.13
17
78.65%
2
0.97
12
23.54
26
京都府
0.63
25
70.69
10
0.80
29
0.81
30
0.96
14
75.52%
11
0.95
30
30.33
27
新潟県
0.62
6
95.96
17
0.76
27
0.83
28
0.97
26
88.45%
2
0.97
11
23.45
28
徳島県
0.61
21
79.46
17
0.76
16
0.85
26
0.99
27
88.48%
11
0.95
14
23.90
29
岡山県
0.60
8
93.88
30
0.66
3
0.87
23
1.09
30
93.79%
30
0.91
26
26.62
30
愛媛県
0.58
11
92.46
28
0.69
3
0.87
26
0.99
24
87.19%
2
0.97
23
26.28

これまでの結果より、評点Aと評点D×Eにおいてトップとワーストの差が大きく開いており、その2項目が総合評点に大きな影響を与えていることが分かりました。また、総合評点が0.7未満の県を見ると、評点D×Eが1.0を下回る県が目立っています。
評点D×Eは必要な壁量を判断している項目であり、重い屋根の場合には軽い屋根よりも必要壁量を多くしなければなりません。その為、重い屋根の場合にはより多くの壁を配置することが求められるために、診断結果が結果的に評点が低くなっていると言えます。






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