平成11年12月1日から平成14年11月30日までの3年間に、木耐協で実施した耐震診断45,065件のうち、各項目で評点が把握できている19,936件のデータを地域別に検証を行いました。

※各地域の行政の取組みや、当組合の組合員数のばらつき等の理由から、地域ごとに診断件数にばらつきがあり、診断実績の無い県も含まれます。

■総合評点の地域別分析(平成11年12月1日〜平成14年11月30日)
   
安全です
一応安全です
やや危険です
倒壊又は大破壊の危険があります
北海道・東北
70
203
150
274
割合
10.04%(3.23%)
29.12%(8.70%)
21.52%(-2.99%)
3.45%
関東
554
1551
1586
2469
割合
8.99%(2.18%)
25.18%(4.76%)
25.75%(1.23%)
40.08%(-8.17%)
甲信越・北陸
28
102
348
128
割合
4.62%(-2.19%)
16.83%(-3.59%)
57.43%(32.91%)
21.12%(-27.13%)
東海
439
1383
1939
4294
割合
5.45%(-1.36%)
17.17%(-3.25%)
24.07%(-0.44%)
53.31%(5.05%)
近畿
184
635
895
1877
割合
5.12%(-1.69%)
17.68%(-2.74%)
24.92%(0.41%)
52.27%(4.02%)
中国・四国
35
108
136
281
割合
6.25%(-0.56%)
19.29%(-1.13%)
24.29%(-0.23%)
50.18%(1.92%)
九州
48
89
53
77
割合
17.98%(11.17%)
33.33%(12.91%)
19.85%(-4.66%)
28.84%(-19.42%)
(括弧内は全体の数値との差 ・ 緑色は平均より2%以上高い項目)

■東海・近畿・中国・四国の約半数に危険あり
北海道・東北地方、関東地方、九州地方の「安全です」「一応安全です」の割合が多く、逆に甲信越・北陸地方、東海地方、近畿地方、中国・四国地方の「やや危険です」「倒壊又は大破壊の危険があります」が多い結果になりました。
特に、東海地方、近畿地方、中国・四国地方は、約半数が「倒壊または大破壊の危険があります」と診断されており、耐震改修の必要性が高い事がわかります。

■建物の形・壁の配置の地域別分析(平成11年12月1日〜平成14年11月30日)

【表@】BC 建物の形・壁の配置 評点分布
 B・C評点
0.67未満
0.67以上0.8未満
0.8以上0.9未満
0.9以上1.0未満
1.0
4,216
2,824
2,026
1,578
9,292
割合
21.15%
14.17%
10.16%
7.92%
46.61%

【表A】BC 建物の形・壁の配置 地域別評点分布
B・C評点
0.67未満
0.67以上
0.8未満
0.8以上
0.9未満
0.9以上
1.0未満
1.0
北海道・
東北
167
134
70
64
262
割合
23.96%(2.81%)
19.23%(5.06%)
10.04%(-0.12%)
9.18%(1.27%)
37.59%(-9.02%)
関東
1,345
903
641
491
2,781
割合
21.83%(0.68%)
14.66%(0.94%)
10.40%(0.24%)
7.97%(0.05%)
45.14%(-1.47%)
甲信越・
北陸
158
91
63
55
239
割合
26.07%(4.92%)
15.02%(0.85%)
10.40%(0.23%)
9.08%(1.16%)
39.44%(-7.17%)
東海
1,642
1,088
832
622
3,871
割合
20.38%(-0.76%)
13.51%(-0.66%)
10.33%(0.17%)
7.72%(-0.19%)
48.06%(1.45%)
近畿
756
501
334
285
1,715
割合
21.05%(-0.10)
13.95%(-0.21%)
9.30%(-0.86%)
7.94%(0.02%)
47.76%(1.15%)
中国・
四国
95
81
60
42
282
割合
16.96%(-4.18%)
14.46%(0.30%)
10.71%(0.55%)
7.50%(-0.42%)
50.36%(3.75%)
九州
53
26
27
19
142
割合
19.85%(-1.30%)
9.74%(-4.43%)
10.11%(-0.05%)
7.12%(-0.80%)
53.18%(6.57%)
(括弧内は全体の数値との差 ・ 緑色は平均より2%以上高い項目)

■壁の配置バランスは西高東低
BC項目は、壁の配置バランスを見る項目です。建築基準法では、去年改正建築基準法が施行されるまでは、壁の配置は「釣り合い良く」とだけ規定されていました。その結果、北側面に壁が集中していたり、東西方向の壁と南北方向の壁の量のバランスが悪かったりと、壁の配置バランスの悪い住宅が多く存在しています。表@にあるように、全体の53.39%の住宅が、評点が1.0に満たない、つまり壁の配置バランスの悪い住宅となります。
地域別に分析すると、表Aにあるように、北海道・東北地方、関東地方、甲信越・北陸地方が全体より悪くなっており、東北地方、近畿地方、中国・四国地方、九州地方が良いことがわかります。以上より、壁の配置バランスは西日本と東日本とで大きく異なる事がわかりました。

■筋交い・壁の割合の地域別分析(平成11年12月1日〜平成14年11月30日)

【表@】DE 筋交い・壁の割合 評点分布
 D・E評点
0.5未満
0.5以上1.0未満
1.0以上1.5未満
1.5以上2.0未満
2.0以上
4,216
2,824
2,026
1,578
9,292
割合
21.15%
14.17%
10.16%
7.92%
46.61%

【表A】DE 筋交い・壁の割合 地域別評点分布
D・E評点
0.5未満
0.5以上
1.0未満
1.0以上
1.5未満
1.5以上
2.0未満
2.0以上
北海道・
東北
8
116
231
254
88
割合
1.15%(-2.16%)
16.64%(-16.43%)
33.14%(-4.86%)
36.44%(16.49%)
12.63%(6.97%)
関東
83
1,623
2,399
1,582
474
割合
1.35%(-1.96%)
26.34%(-6.73%)
38.94%(0.93%)
25.68%(5.72%)
7.69%(2.04%)
甲信越・
北陸
39
255
186
97
29
割合
6.44%(3.13%)
42.08%(9.00%)
30.69%(-7.31%)
16.01%(-3.95%)
4.79%(-0.87%)
東海
364
3,028
3,002
1,323
338
割合
4.52%(1.21%)
37.59%(4.52%)
37.27%(-0.74%)
16.42%(-3.53%)
4.20%(-1.46%)
近畿
148
1,311
1,435
551
146
割合
4.12%(0.81%)
36.51%(3.43%)
39.96%(1.95%)
15.34%(-4.61%)
4.07%(-1.59%)
中国・
四国
17
198
231
91
23
割合
3.04%(-0.27%)
35.36%(2.28%)
41.25%(3.24%)
16.25%(-3.70%)
4.11%(-1.55%)
九州
1
63
94
80
29
割合
0.37%(-2.94%)
23.60%(-9.48%)
35.21%(-2.80%)
29.96%(10.01%)
10.86%(5.21%)
(括弧内は全体の数値との差 ・ 緑色は平均より2%以上高い項目)

■筋交い・壁の割合は北海道・東北・関東・九州が評点高い
表@の結果から、DE項目の筋交い・壁の割合で評点が1.0未満の住宅が約36%で、逆に評点が1.5を越える住宅が約25%であるとわかります。表Aより、甲信越・北陸地方、東海地方、近畿地方が全体より若干悪く出ているものの、どの地域も全体の半数以上が評点が1.0以上であり、必要壁量に関する規定が広く徹底されていると考えられます。

■耐震診断結果【対象】(平成11年12月1日〜平成14年11月30日)


安全です
1358
6.81%
一応安全です
4071
20.42%
やや危険です
4887
24.51%
倒壊又は大破壊の危険があります
9620
48.25%
合計
19936
 
診断結果平均 0.79
 平均築年数  23.15年



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